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日本コアコンディショニング協会シンポジウムに参加して

   会員の皆さんは、日本コアコンディショニング協会という団体があることをご存知ですか。先日、第二回シンポジウムがあるということで矢野理事長と参加して参りました。当協会の理事であり、また日本コアコンディショニング協会の理事でもある安田先生もマスタートレーナーとしてご活躍されております。身体の体軸を手技でアプローチし、FNC(機能的神経―筋コンディショニング)のアプローチの1エクササイズ方法として引き出しを増やしていただければと思っております。 下記に記載する文章につきましては、当協会理事の安田先生より会員の皆様向けに作成していただいた、コアコンディショニングの資料です。また、日本コアコンディショニング協会に関する詳しい内容をお知りになりたい方は、ホームページをご参照いただければと思います。                   岩間 徹


ストレッチポールによるコアコンディショニング日本ホリスティックコンディショニング協会 理事
日本コアコンディショニング協会 理事
安田 栄一

ストレッチポール
米国では、フォームローラー(form roller)と呼ばれ、リハビリやスポーツ現場、一般家庭で使用されている。登録商標の関係から、日本では「ストレッチポール(Stretch Pole)」という商品名で販売されている。「フルポール」、「ハーフカット」、「ショートポール」などがある。

コアコンディショニング
トレーニングやフィットネスの世界でコアという言葉が使われるようになってきた。コアコンディショニング協会では、「コアの定義」=「コアとは、体幹部を構成するすべての骨格、それを支えるすべての筋肉、さらに動きの中で変化しえる軸や重心の総称である。」としている。『体幹』が安定することにより、動作やパフォーマンスの向上が得られ、筋のストレッチ効果も増す。さらにはスタビライゼーションエクササイズ、安定化といった考え方のもと、様々なトレーニングがあるが、その一部分だと捉えていただけたらよい。

日本コアコンディショニング協会(JCCA)
コアコンディショニングは、2002年3月に「ストレッチポール」を使用して行なう「脊柱をリセットするエクササイズ」として、岩崎由純氏(NEC女子バレーホールトレーナー:現JCCA会長)と日暮清氏(横浜Fマリノストレーナー:現JCCA副会長)により、「ベーシックセブン」として考案され、Jリーグ・プロ野球・プロゴルファー・競輪などプロスポーツ選手をはじめ、陸上・競泳・テニスなどのトップチームに瞬く間に浸透し、再現性と効果の高さから、数ヶ月で爆発的ブームを引き起こした。2003年11月、日本コアコンディショニング協会設立記念シンポジウムが開催され、医療や福祉、高齢者フィットネスの現場での事例や研究により、脊柱のリセットに対する成果が発表されている。

岩崎氏

目的
リセット:コアリラクゼーション、コアストレングス(リハビリテーション、バランス能力の向上など)

実施の際の原則
コアコンディショニングの指導は、クライアント本人の心身能力を引き出すことが目的であり、指導中はクライアントに触れないことを原則とする。
      ① セーフティー
      ② ポジショニング
      ③ フィーリング

 特徴
       ① 能動運動で行なう。(動かせるところを動かすことで効果を生む。)
      ② 考えられる全ての体位で運動ができる。
      ③ 指導者一人で一度に数人をコンディショニングできる。
      ④ 手を触れずに指示のみで効果を生むことができる。

 モニタリング
     実施前、実施後に効果判定や効果の自覚をする為、関節可動域や筋緊張をチェック。
      立位、仰臥位で能動運動を行なう。実施後は下記の逆の順にチェックしていく。
      ① 立位
          1) 前屈 2) 側屈 3) 回旋 4) 頚部‐a)回旋 b)側屈 c)前後屈 
      ② 仰臥位
          1) 頚と床との浮き具合 2) 肩と床との浮き具合 3) 腰と床との浮き具合
          4) 背中、おしりの接地具合

 注意点
     ・呼吸(腹式、閉眼)
     ・主訴(問診)
     ・立位(接地感、重心、左右差)
     ・自分で心地よいPositionを探す
     ・イメージの指示


 ベーシック セブン(Basic 7)  JCCAオリジナルメソッド
身体のゆがみを調整し、脱力とセルフモビリゼーションを行ないます。一人で行なうことが可能で、特別な技術は必要ありません。

1) ストレッチポールに乗る前に床の上に仰向けに寝て、背中の状態をチェックする。
2) 基本姿勢
3) 胸の運動
4) 股関節の運動
5) 対角の運動
6) 床磨き運動
7) 肩甲骨を挙げて
8) 腕の外転運動
9) 足のワイパー運動
10) 膝を開きながら引き上げ
11) 小さな揺らぎ運動



コアコンディショニングとは
「個々の理想的なコアの状態を獲得するためのコアリセット及びコアストレングス」であり、コアリセットとは、「疲労やストレス、アンバランスな動作によって歪んだ身体を本来あるべき状態に戻すためのアプローチ法」で、そのプログラムをコアリラクゼーションと命名しました。コアストレングスとは、「リセットされたボディに理想的な姿勢と動作を覚えさせるためのコアの積極的な活動」です。
地球の重力に対して理想的な姿勢や動作を追求するコアコンディショニングでは、無理のないバランスとリラクゼーションを得るために、永続的な筋肉の再教育が必要だと考えます。