第３回ＪＨＣＡシンポジウム開催
去る5月21日（月）、東急スポーツオアシス新宿店（東京）において、第3回ＪＨＣＡシンポジウムが開催されました。3回目ということもあり、今までの反省もふまえ、各講師の先生方には、できる限り同じ内容で２セッション行っていただき、なるべくたくさんの皆さんに受講していただけるよう配慮いたしました。そのためか、総延べ受講者数３００数十名の方々に受講していただき、盛大に終了することができました。コンディショニングを一言では表現できるものではございませんが、各講師の先生方にはＪＨＣＡがかかげる「体軸」という内容をテーマとして念頭においていただき、各分野でご活躍の内容をご教示いただきました。各セッションの内容と雰囲気をご紹介したいと思います。
鈴木重行先生（名古屋大学医学部保健学科教授）
テーマは「筋肉痛の軽減法とＩＤストレッチング」です。
Individual Muscle Stretching （個別的筋ストレッチング）と表現されている内容を、スライドを用いて基本的な理論を中心に説明をしていただき、簡単な模範実技も披露していたきました。ストレッチの基本的な理論背景が明確になったとの受講者のお声が多くありました。 ありがとうございました。
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安田嵩常先生（（有）エルグ・ジャパン代表取締役）
テーマは「機能的関節コンディショニングⅢ・ 脊椎椎間関節の対角螺旋操作」です。
関節ニュートラル整体の指導的な立場でもある安田先生。そのテクニックの基本パターンに沿って、脊椎椎間関節に的を絞りご指導いただきました。実際にアプローチを行ったあとの身体の動きの違いには目を見張るものがあります。ありがとうございました。
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片井忠先生（（有）フクオカストレングス＆コンディショニング代表取締役）
テーマは「ＮＩＴ，ＴＦＴ，ＡＫによる総合的アプローチについて」です。
身体のいろいろな機能をあらゆる角度からチェックし、機能低下を筋弱化で判定するというテクニック。フィットネスの現場で従事されるインストラクターの皆様には、なじみが少なく、びっくりされたと表現するのがいいと思います。ただ、今後このような内容が現場でますます必要になってくると思います。ありがとうございました。
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田村尚之先生（富士通フロンティアーズ・ヘッドＳ＆Ｃコーチ）
テーマは「オリンピック選手に対するサポート事例」です。
国立スポーツ科学センター非常勤トレーニング指導員でもある田村先生。数ある指導経験の中でも、水泳選手の肩甲帯に関わるコンディショニングを中心にご指導していただきました。コンディショニングといっても、エクササイズ・トレーニングとどのように組み合わせるのかを知りたいのが受講者の方々の本音。そのひとつのきっかけになったのは間違いないと思います。ありがとうございました。
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土黒秀則先生（早稲田大学非常勤講師）
テーマは「ベーシックトレーニングから縦・横・多方向への転換エクササイズ」です。
スポーツ動作の下肢の動作ならびに重心の位置を基本に、ダイナミックアライメント・筋バランス・身体の使い方を実技を交え、トレーニングとの複合バリエーションもご指導いただきました。ベーシックなエクササイズからスペシフィックなエクササイズへ。考え方がより明確になったものと思います。ありがとうございました。
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高田香代子先生（ピラティスアライアンス理事）
テーマは「スパイナルメカニズム～ピラティスメソッドコンディショニング～」です。
エクササイズのブームとなったピラティス。体幹部（コア）を中心にしたコンディショニングを、意識のさせ方もあわせながらご指導いただきました。特に深層筋を働かせる場合の呼吸（横隔膜）とのかかわりは、非常に大切なものだと思います。ありがとうございました。
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中尾和子先生（トータルフィットネスコーディネーター）
テーマは「５つの筋肉ユニットＧボールコンディショニング」です。
5つの筋肉ユニットという考え方・捉え方は非常に勉強になりました。ＪＨＣＡのアプローチ方法にも取り入れられている、筋連鎖・骨連鎖の考え方と合致する内容であったと思います。ありがとうございました。
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ＪＨＣＡがかかげる４つの要素
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エクササイズから各種チェック、姿勢分析から関節テクニック、また脳の反応から内臓反射まで。できうる限りの人間の機能の反応を用いてアプローチするコンディショニング。今後もシンポジウムのみならず、体験会やセミナー・アカデミーにも興味をお持ちの方は、是非ご参加をお待ち申し上げております。
講師の先生方、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
ＪＨＣＡ副理事長 岩間 徹