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コラム21 ソマチッドとホリスティックコンディショニングその1


 ソマチッド―――これについて知ったのは、今から3-4年前のことである。その当時は、まだ今後どのように展開するか未知の物質であったと記憶している。
 それから、この『ソマチッド』については、様々な情報が入るようになってきた。私は究極のコンディショニングを追及しているので、このソマチッドの波動を高める手段はないものだろうかと、心の片隅では、常にこの物質で占められていた時期もあった。
 今では、人の健康状態を把握する一手段として、
「ソマチッドのレベルは?」
 というチェックをすることがある。私自身は、
「ソマチッド・レベル極めて良好!」
 という反応を知ることが、自分自身の体軸のチェックと合わせて、 健康度を診るひとつの目安ともなっている。

 さて、ソマチッドとは何かを語らねばならない。
 『ソマチッド』はガストン・ネサン(仏)が命名したものである。実際に人間の目でその物体を捉えたのは、彼、ガストン・ネサンが最初である。ネサンは、この物質を人体の血液中に発見した。それは、ひとつの極めて微小な生命体である。しかも不死身の生命体なのである。ソマチッドは、動物の血液にも植物の樹液の中にも発見された。言い換えれば、全ての動物の中に存在するということを見出したのである。
 彼は、ソマチッドを科学的に研究して、様々なアプローチを試みた。彼だけでなく、世界中の科学者が、このソマチッドをどうやったら死滅させられるか、と幾多の実験を行なったが、いまだソマチッドを死滅させる方法は見つかっていない。
 つまり、我われ人間の体内を循環する血液中には、「不死の微小生物が存在する」ということなのである。






  血液中のソマチッド




 我われの肉体は、いずれ死を迎え朽ち果てる。だが、人の血液に在るソマチッドは不滅である。少なくとも数千年は生き続けていることが、太古の化石に存在するソマチッドから確認されている。人体の血液中に存在するソマチッドは、あらゆる刺激を与えても、具体的には下記のような試みでも、まったく死ぬことはなかったのである。

□ 摂氏200度の炭化処理温度下においても、ビクともしなかった。
□ 死んで遺体を火葬場で焼いても、灰の中で生き続けていた。
□ 土葬して、死体が朽ち果てても、ソマチッドは生きていた。
□ 5万レグの放射能に晒しても、死滅しなかった。
□ ダイアモンドの特殊カッターで傷つけることもできなかった。

 つまり、
 ソマチッドは、現在我われが知りえる唯一の 「不死身の極小微生物」なのである。

 では、なぜネサンがこの物質(生物)を、実際に目で見て、発見することができたのだろうか。いやその前に、伝えておかねばならない。ネサンが最初に発見したものではないことである。そもそもソマチッドの存在は、以前から知られていたものなのである。
 例えば、密教では『血脈』といって、「不死の生命体が血液の中にある」としている。密教を伝えた弘法大師空海は、「血液中に、脈脈と受け継がれていく尊い意識や、魂がある」と教えているのである。
 また、
 今から100年以上前にも、アントワーヌ・ペシャン(仏)は、ソマチッドにあたる微小生命体の存在を発見しており、しかも、哺乳動物が地球上に現れた6000万年前の新生代第三紀の石灰岩の中からも、その存在を見つけている。
 さらに、
 ネサンよりも30年も前に、ソマトコープ並みの顕微鏡を開発して、ソマチッドを発見したのが、レイモンド・ライフ(米)である。彼はソマチッドの観察によって
「細菌が病気の原因ではない。生体内に問題が生じるから、体外から細菌が進入して病気になるのである。つまり、細菌に犯されるのは結果である」と主張した。
 しかし、「病気の原因は体外から進入する細菌である」というパスツールの見解が医学界を支配しており、彼の主張は無視されてしまった。

 わが日本においても、ソマチッドの存在を血液中に見出して、研究していた医師がいた。牛山篤夫博士(元長野県茅野市立病院長:故人)である。
 彼は、ネサンと同じ年代にソマチッドを研究しており、高性能顕微鏡がなかったために、詳細を確認することはできなかったが、次のような見解を導き出した。

□ 人体には通常の菌とは異なる特殊な菌様の微生物が存在する。
□ 本菌(菌様の微生物:以下同じ)は患者・健康人を問わず、その血漿中に生涯を通じて存在する。つまり、病人だろうが健康人だろうが、誰でも血液の中に本菌が在る。
□ 本菌は、変態のひとつとして、濾過型にもなる。
□ 培養に成功、その適正培地も発見した。
□ 本菌から「ガン免疫菌・濾過型」及び「ガン免疫物質」を誘導分離した。
□ ガン患者の血漿中にある病原体に拮抗するガン免疫菌の培養濾液から精製した結晶性粉末を「S.I.C」と命名して副作用のないガンの治療薬とした。
□ 数千例に及ぶS.I.C使用における治療例及び治癒例を発表した。

 実は、これら牛山博士の研究は、ネサンより少し早く、ネサンが確認しているソマチッドの事実と、極めて類似している。 残念ながら、わが国の医学界は、この画期的な見解を潰してしまった。
 「血液中に特殊な菌の微生物が存在する」ということは、まったく認められず、「こんな物が血液の中にいる訳がない」と完全に否定されてしまった。これは国会で取り上げられたが、東大の教授が
 「血液の中に菌が存在する訳がない。培養等は論外である」
 と発言し、牛山博士の業績を潰したのである。
 実際には、培養も出来るし、直接にそれぞれ特殊な動きをする菌を見つける事が出来る。牛山博士は
 「ガンがドンドン発達していく」ということは、「血液中に特殊な菌の微生物(ソマチッド)がその戦いに負けた」
 ということを示している、と考えた。
 したがって、ガンに対抗するためには
「その負けている『ソマチッド』をとりあえず取り出して、培養して、力をつける。そしてガンと戦えるレベルに回復した『ソマチッド』を、再びガン患者の体内に入れていく」
 という非常にユニークな方法を考えた。
 その薬剤を『SIC』と命名した。このやり方は今でも十分に通用するもので、非常に高い治癒率がある。この方法は、全く副作用がないという。


 さて、ネサン以外は、これらの微小生命体については、誰も直接見ることができなかったので、証明もできず、その存在を肯定する科学者はほとんどいなかったが―――
 ガストン・ネサンは、20代半ばにして倍率3万倍、分解能150オングストロームという驚異的な光学顕微鏡を発明してしまったのである。そこから、1950年代にヒトの血液中からこの微小生命体を発見して、『ソマチッド』と名づけたのである。
 なぜ、現在の電子顕微鏡 (40万倍で、分解能:30~40オングストローム)では、このソマチッドが発見されなかったのか。 それは―――微生物を観察するときは、真空状態にするため、電子なだれによって原形質の変化を起こすため、生きた自然の姿で見ることができなかったのでる。
 ネサンは、ソマチッドについて次のような事実を見出した。

□ 健康な人は、『ソマチッド・サイクル図』の①~③の3段階に変化するサイクルである。(これを原始相と呼ぶ)
□ ソマチッドは血液中に多く発見されるほど、その人は健康である。つまり、健康時における形態(原始相)のソマチッドが多いほど健康であり、そうでない形態のときは、非健康状態にあることになる。
□ 人間や動物あるいは植物の免疫能力が弱まると、正常な3段階の「ソマチッド・サイクル」が崩れてしまい、図の④~⑯段階の形態に変化するようになる。この段階では、12ヶ月~18ヶ月後にガンなどの変性疾患を発症する。

   

 ソマチッドは、電子をエサとして活動する生体内有機体であり、マイナスの電荷を帯びて互いに反発しあいながら、振動を繰り返している。
 病気になると、ソマチッドは、病気の種類によって種々な形態変化(バクテリア相と呼び、④~⑯に変化する )をするが、電子照射機を作用させるとソマチッドは全て、原始相(健康な状態)の活動・運動を活発に行うようになる。
 健康状態も良く、 特に免疫力の高い人の血液中で、ソマチッドは殆んど原始相である。このような状態から、例えば、人が、強い薬剤を飲んだり、アルコール類を飲用した場合には、原始相ソマチッド①は血小板や赤血球の内部に入り込む。即ち、ソマチッドにとって環境が不利に働いた結果、一時的に、血小板や赤血球内に避難していると考えられている。更には、バクテリア形態④以降の状態となる。

 ソマチッド・サイクル図の原始相ソマチッド①は、血液中にあるとき、生体内のあらゆるところに自在に侵入することが可能であり、具体的には、細胞膜を通って、内部のミトコンドリアまで到達し、このミトコンドリアに電子を供給して、クエン酸サイクルを正常化していると考えられている。

 一般的に、原始相ソマチッドが血液中に多量に存在したとき、その原始相ソマチッドの上記のようなミトコンドリアとの関係から、生体の免疫力はかなり向上する。
 しかしながら、血液の僅かな変化によって、ソマチッドは、退避行動を示したり、場合によっては、自ら殻を形成して、その内部に多量に避難してしまうので、例えば、自然界から抽出した原始相ソマチッドを多量に摂取した場合でも、環境の僅かな変化によってソマチッド本来の機能を充足することができない状態となってしまう。

 先の牛山博士は、ガンに対抗するために、「バクテリア相となっている『ソマチッド』をとりあえず取り出して、培養して、再び健康体に反応する原始相にソマチッドを戻してやる。そしてガンと戦えるレベルに回復した『ソマチッド』を、再びガン患者の体内に入れていく」
 という方法を実践して治療効果を上げた。ソマチッドは『人の指紋』と同じで、各人個別のものである。つまり、この方法は全く副作用がない優れたものであった。

 同じくネサンもまた、研究の結果、健康なソマチッドを投与することで、ヒトの免疫機能を強化することで、「ガン」や「エイズ」のみならず、あらゆる病気に対して大きな効果を上げることができる『免疫強化製剤』の開発に成功した。
 だが、それを素直に喜ばない抵抗勢力がある。すべての歴史において、大発見や大発明が世に出ることを阻止しようとするフォースが働く例は、枚挙にいとまがない。

 化石燃料である石油は、地球環境に不安をもたらす元凶とも言われており、ポスト石油のエネルギー問題は、風雲急を告げる様相となってきた。『石油』を支配するメジャーは、世界を支配しているシンジケートであり、過去にも新たな代替エネルギーが考案されたり発明されたりすると、ことごとく潰されてきた。実際に、身の危険を感じ発表できないまま埋もれてしまったケースも多々あるといわれる。太陽発電に大きな研究費を投入できなかった裏事情も垣間見えてくる。
 田中角栄元首相は、ロッキード社のコーチャン(本人は全くのお咎めなし)の証言から首相の座を追われ有罪となった。一説では、石油依存の大きな日本の将来を考えて、原子力発電推進を画策しており、それがメジャーの逆鱗に触れて、アメリカ国家を動かす裏社会から抹殺された、という見方がある。
 ともかく、ネサンの画期的な製剤開発は、巨大産業である製薬会社は当然快く思わない。故に、医学界からの圧力だけでなく、行政(国家)からも様々な嫌がらせを受けている。もちろん、背後には製薬会社のシンジケートが存在する。
 彼らにとって、国民は適度に不健康であることが、「もっとも好ましい」状態なのである。
 だから、ある研究が画期的であり、それがガンを撲滅させてしまうような製剤であれば、様々な妨害をし、医学界も同時に巻き込んで、
「そんなことは、ありえない!インチキである。」
 と権威に言わしめて、研究開発費の途を根絶やしにしてしまうのが、常套手段である。
 「ガン」「エイズ」「心臓病」などの治癒率99%のワクチンを、1995年に開発したチャチョーワ博士(オーストラリア)は、 今だに闘っているが、国家を動かす医薬品業界の魔の手は、我われが詳しい情報をキャッチさせまいと、常に監視していることは確かであろう。

 このような状況を踏まえた上で、ホリスティック・コンディショニングでは、本題である『ソマチッド』と、どのように対処したらよいのであろうか。未だ暗中模索状態から脱しきれないでいるが、次回私なりのアプローチ(中間報告)をお伝えしたい。


平成19年11月中旬記