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コラム8

花粉症との対話(2)

 『コラム3花粉症との対話』で、2005年は長年の花粉症にチャレンジすると宣言したが、例年の数十倍の飛散量に打ち勝つことができず、クスリに頼る一歩手前までいってしまった。悔しいので再度チャレンジする機会をもたせてもらいたい。

 今回、花粉アレルギーに対処するきっかけとなったのは、ピーナッツアレルギーのクライアントを診ることに起因する。
 予備知識なく、いつも通り骨格模型にエネルギー転写して、問題箇所からメジャーポイントを探っていると、様々なマイナス反応を示していた。このクライアントは、消化器系に問題があるとの判断は直ぐに下せたが、メジャーポイントの特定に手間取った。構造的な問題よりも、多数の経絡エネルギー循環のブロックが問題のようなので話をしていくと、かなりのアレルギー体質であることが解った。母親は深刻な面持ちで
「とくにピーナッツアレルギーで、少しでも食事の中に成分が含まれていると、生死に関わるのです・・・・」
と、言う。過剰なアレルギー反応では、ショック死することも珍しくないとのことなので、これに対処しなくてはならない。

 ホリスティックコンディショニングでは、身体に対するストレスは全て『筋反射が落ちる』と表現するが、言い換えれば、身体にとって全てのストレスは広い意味でのアレルギー反応である。全ての有害な刺激は、感情的な心因性の問題も含めて、身体へのストレスであり、この刺激に対しての不適応が、ほとんど全ての病因となる。

 花粉症も脳が無害と認知せず、身体にとって異物とみなす過剰反応である。もう少し説明すると、生物及び非生物を問わず、素粒子レベルでは全ての構成物質は同一である。全宇宙の構成要素の元は、みな同じで振動体で波動を出している。つまり、電磁波を出している。この波動(電磁波)に脳が適応しない物質が、長期にわたって身体にストレスを与え続けていると、身体は悪化し、ついには癌を生じる事態にまで陥ってしまうことになる。逆に、脳がその物質特有の電磁波に適応してしまえば、なんら問題ないことにもなる。ストレスとして筋反射が落ちることもない。

 ほとんどの食品は、保存料や着色料あるいは身体にとって好ましくない化学添加物質が含まれており、筋反射を落とすものである (少なくとも高めるものではない)。世間一般では『牛乳はからだに良い』と言われているが、栄養学者によって、意見は真っ二つに分かれている。「牛乳を飲むと、カルシウムが補給されるどころか、逆にカルシウムが失われてしまう」と指摘する専門家もいる。だが、酪農系の大手企業が、このような意見を抹殺させている、との話も耳にする。それはともかく、私がチェックすると多くの人が牛乳はストレス物質であることを示す。つまり筋反射を低下させる飲料となる。もっとも、お茶も含めて大多数のペットボトルの飲料が、筋反射を低下させるものであるから、驚くに当たらない。もはや我々の現代生活では、様々なストレス因子の中で生活しているのであり、あまり神経質になっていては、通常の生活は送れない、と言っても過言ではないからである。例えば、パソコンやテレビからの電磁波は、身体のストレスであり、ほぼ全ての人は携帯で話をすると筋反射は低下する。つまり、生体エネルギーの正常な循環がブロックされて、体軸がブレてしまう。このような環境下で、今後も生活していかねばならないのである。

                     

 では、ストレス物質に打ち勝つ術はあるのだろうか。
 これには―――3つのことが考えられよう。ひとつは、筋反射を高める物質を摂ることである。そして二つ目は、確固たる体軸を確保して、ストレスにも対処できる身体機能を保持することである(これは当たり前)。さらにもうひとつは、ストレス物質を、脳がストレスと認知しないようにしてしまうことである。

 筋反射を高めるものは実際にあるのか、と疑問に思われるであろうが、これは実際に在る。これは身体にとってストレス(アレルギー反応)となるものを摂っても、一時的ではあるが、このマイナス反応を消すことができる。そのひとつが、カナダ産の樹液である。これは『メープルシロップ』として安価で入手できるので、ストレスに曝され続けている方は試すとよい。一時的であるにせよ、筋反射を高めてパワーを回復させる手助けとなろう。

 さて、先のアレルギー体質のそのクライアントは、手にアレルギー物質(ピーナッツ)を持たせて体軸をとり、経絡のポイント(腹部の各臓器の反射点)で最も筋反射の弱化する部位に反応させることで、脳に適応できる刺激を入れることで、問題を解決した。簡単なアプローチでは、脳に刺激をいれるだけなら1分もかからない。

 具体的には説明困難であるが、要するに筋反射の落ちる物質(アレルゲン)を手に持たせて(これだけで、軸がぶれる)、さらに身体に負荷になるようにして、その状態から脳に刺激を入れて軸を回復して、生体エネルギー循環の正常化を図ることで、脳はその物質の電磁波に正常な認識を持つことが出来るようになる。正常な反応は、その電磁場の影響を24時間遮断した後で得られる。
 さらに私の場合は、通常の体軸を確保するための修正アプローチを、その筋弱化を示す物質を手に持たせて、脳に正常化への十分な刺激を入れて行っている。

 花粉症対策として、このアプローチ方法は「今しかない」と思い立ち、スギ花粉と同じ波動(電磁波)の『水』を作り、その水をペットボトルに入れて手に持たせて、アカデミー参加者のスギ花粉症友の会の面々に、まず第1回目の刺激を脳に打ち込んだ。あと2回程度脳に刺激を与えておけば、あの忌まわしいスギ花粉にびくともしなくなるだろう(と思われる)。
 ただし、本物のスギ花粉を手に入れなくてはならないし、『ヒノキ』や秋の『ブタクサ』その他の花粉症では、やはりその本体を手にしなくてはならない。だが、実際の花粉が手に入るときは、花粉が飛散しており、調整後その波動(電磁波)を24時間完全に遮断することが難しそうである。そこで、皆様方には今年は花粉のサンプルを収集して、来期の花粉症シーズン到来前に、積極的に『花粉症バスターズ』として活躍していただき、確固たるホリスティックコンディショナーとしての地位を築いて欲しいと願っている。

さて、話を私の花粉症に戻す。私は人に修正を受けることは基本的にない。すべて自分の想念によるアプローチの中で行っている。そのやり方で、ほとんどの花粉に過剰反応はしなくなったのでは、と、平成18年1月20日の時点で本稿を綴りながら感じている。いよいよ花粉症の季節を迎えるが、今年こそ私の30年以上に及ぶ花粉症友の会からの脱会を願っている。

 花粉とは本来生体にとっては無毒である。 ただ脳が過剰に免疫反応を働かせているに過ぎない。ならば、この脳に対して「もはや無害である!」とのメンタルからの刺激を入れることで、正しく脳が反応してくれれば、メンタル・アプローチでの花粉症対策が可能であるはずだ・・・と思う。故に、この状態でチャレンジしようと思う。成功したら、花粉症に関わらず、全ての自分にとってのストレスとなる物質を避けることなく、想念だけで脳が同調することが出来るようになるかもしれない。そうなれば、ほとんどの病因から開放される可能性が生まれてくる・・・はずだ。

 このようなきわめて身勝手な思いを抱いて、2006年花粉症シーズン到来を持っている。

                                        平成18年1月中旬記  矢野 雅知