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お遊びコラム 1

 涼しくなってきた。それにしても、台風が多い。で、今後はひとつ・・・・協会アカデミーでの生(なま)の状況を公開していこう、と勝手に思った次第である。そう、少々分裂症気味な内容となるが、ご容赦いただきたいと、これまた自分勝手に思う次第である。

パンツ話
 先日(平成16年10月22日)のベーシック・アカデミー参加者は、8名であった。まじめな講習が、例によって四方山話へと展開していた。
 針灸師の資格を持っていると、
「直接肌に触れることができるので・・・」
 と針灸師でありチーム・コンディションに関わる亀田圭一氏のひと言がきっかけであった。
「そういえば、以前にチームをみているときに、スポーツ選手がよく訪れるという治療院に選手が行ったところ、『あんな若造に、大事な私のお尻を見られて針なんか刺されて、ちっとも効かないんじゃ、冗談じゃないワ!』って息巻いてた選手がおりました。はい。」  
 と私が話をつなげると、飯島雪江嬢が
「私が鍼灸学校の面接のとき、『針を刺すので、裸になれますか?』って聞かれて、『いやです!』って言おうと思ったンですけど、落とされちゃかなわないので、(思いっきり)『大丈夫です。(裸になれます!)』って、言いました。クシュン」
 と告発する。と、ウルトラ100キロマラソンに挑み続けるトライアスリーター橋場幸恵嬢が
「私なんか、私なんか、『パンツを下ろしなさい!』って先生に言われて、散々検査されて、『異常ありません!』ですって。冗談じゃないわよね!」  
 と口を出すと、治療院経営の浅見氏が、やおら笑い出した。
「・・・・・?」
何がそんなに可笑しいのか。笑い方が異常なので問いただすと、
「いや、勝手にそのときの場面が目に浮かんじゃって――――。『何だよ、見ただけかい!』って、橋場さんが目をつり上げてる姿が・・・」
 思わず全員笑ってしまいました、はい。

 そんなこんなで午後。休まない鈴木正康氏は結婚前だし、アドバンス・メンバー(現在7名)の大半は、午後は仕事で来れないはずだから・・・・これは協会始まって以来の休講かなと思っていたら、渡辺由美嬢が午前中で仕事を切り上げて顔を出した。
 ならば、通常のカリキュラムにないことをやってみよう、と相成る。


大いなる過ち
 自分のイメージの中では可能と思えるのだが、実際に行ったことのない『人間ナビゲーター』に挑戦。人間ナビゲーターとは、しっかりとイメージできる人を対象にして、今現在の居場所を見出すことである。
 「できるわけがない」と思ったら出来ることはない。「できる!」と思い込んだときに、どう反応するのか実際に行ってみたのである。携帯電話の番号を知っている『角界の治療師』宇佐美健太郎氏を、まずターゲットとした。二人で地図を広げて、各所をチェックしていく。結果―――
 渡辺嬢は「池袋周辺に居る!」となった。私は、目黒駅周辺から恵比寿駅周辺で反応が動くので、「電車で移動中である!」と認識した。でもって、宇佐美氏に電話すると、およそ関係ない場所にいた。
 「1回では、解らない。もう一人、携帯番号の分かる伊藤さん(伊藤幸太郎氏)でやってみよう。」と相成って、再度やってみた。伊藤氏の軸ブレが大きいのは直ぐにチェックされた。すると・・・・私はだんだんと咳き込んできた。どうもおかしい。渡辺嬢も「具合悪くなってきた!」という始末。結局、伊藤氏については途中で中止。
 そう言えば、コラム1で紹介したように、伊藤氏はクライアントが多く多忙を極めているが、その一方でダークサイドのフォースにはまっており、3倍返しを受けた体調になっているのではないか、と想像された(伊藤さんゴメンナサイ)。勝手な想像では、フォースを使ってゴルフをやったり、道行く人を「こっちに曲がれ!」と、今でも面白さに取り付かれてやっているのではないか、と我々は結論した。
 で、たとえ遠隔で操作はしなくとも、その人の影響を受けてしまうのは間違いないようなので、今後はこのようなことは
「 やめましょう!」
 と固く誓い合った次第である。


怖い話 
 日ごろ冷静沈着で、元小柳ルミ子の夫を演じていた大澄賢也に「どことなく似ている」と、女性が騒いでいる気配はまるでない亀田圭一氏にまつわる話である。超巨大台風が日本を縦断して多大な水害をもたらした10月の日のこと。
 亀田氏が自宅近くまでクルマで帰ってきて、坂道を下ってくると、辺り一面水に陥没している。と、悪いときは運にも見放されるのか、車輪が溝にはまったようで動けなくなった。ドアを開けると水が浸入するので、開けて外に出ることも出来ない。
「ついてないなァ」
 ため息混じりに、仕方なく携帯でレスキュー隊を要請した。
 と、そこに、水中を泳ぐかのように猛烈な水しぶき上げながらタクシーが向かってきた。
「すごい運チャンだな・・・」  
 と思うより先に、クルマのサイドを車体で『ガーっ』とこすりながら坂を走り上っていく。
「 冗談じゃない!」
 直ぐに追いかけようとするが、扉は開けられないし、大雨でよく見えないしで、結局、クルマはお釈迦になってしまった。
「ついてないなァ」
 翌日のアカデミーで、亀田氏はつぶやいていた。
 小柳ルミ子の呪いが、大澄賢也似の亀田氏に降りかかったのではないか、と我々は想像していた。
 そして、この話には後日談がつくのであった。

 逃げたタクシー会社が判ったので、警察を通じてそのタクシー運転手と話をつけようとすると、
「その者は、欠勤しております。」  との回答を得ていた。
 連絡がつかないという。
「ついてないなァ」
 亀田氏のつぶやきは、その後驚きに変わる―――その運転手は、その日以来出社していないので関係者が尋ねてみると、すでに死亡していたという。
 死因?  
 それは、亀田氏の呪い・・・ではなく、また、亀田氏の怨念でもない。ましてや小柳ルミ子の呪いが転移したのでもない。なぜって?  
 それは、
「心筋梗塞だったらしいンですが、その人、何かついてたのでは・・ないかな」  
 と、ついてないと言い続けてきた亀田氏のつぶやきが耳に残っているからである。

                                        平成16年10月27日記  矢野 雅知