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お遊びコラム 12

   「第3回ソフトボール大会顛末記」


 プロローグ

 「今年は、いつやるんすか?」
 こんな問いかけが飛び交い始めたのが、6月の初旬であった。
 「その件なら、私が全ての段取りを整えますから、ご安心を!」
 ってなことを、ホリコン倶楽部管理人イーダン(飯田)が言ってたな、と思ったら、
 「決定! 第3回ソフトボール大会の開催が決定しました。7月27日(金)17:00~19:00 芝公園野球場(協会裏)。参加費用は、昨年は試合中のドリンク、終了後の懇親会費も含めて¥1,500程度だったと思います云々・・・」(管理人より)
 と、ホリコン倶楽部(掲示板)に発表。

 直ぐに反応したのが、サファイヤ後藤嬢。
「イェーイ♪もち、参加よ!」
  続いて、ホリコン倶楽部会長のヘルシア浅見氏が
「参加でーす」
 と表明すると、群馬県勢が即、反応。お菊人形(菊池嬢)が
「参加、いーですか~」
 に、「じゃ、あたしも参加しなきゃね」と、ゾネス相馬嬢が参戦表明。
 ゾネスは、宅配便のおにいさんが
 「すげーッ!」と、思わず立ち止まって呆然自失してしまうほど。肩まで出したウエアで歩き回ると、誰もがその筋肉に釘付けとなる。ボディビルコンテストで、すでに北陸エリアは制覇しており、残るタイトルは『全日本』のタイトルのみ。そのゾネスが
「あたしが出るからにゃ、半端は許さないわよ!」
 ってな勢いで、「ブッフォーッ“」鼻息が荒い。
 それを聞き及んだティーコン軍団は、
「今年は、すげーのが出るらしいぞ・・・」
 と、すでに戦々恐々としていた。

 やさしい気遣いを見せる方もいた。
「料理好きだから・・・・。何か差し入れ作ります」(トミー名取嬢)
 さらに勘違いして
「(仕事で行けないけど)明日は雨模様だから、残念ね!」(ハッシー橋場嬢)と、1ヶ月も前にメールを送っている人もいる。
「ビールの差し入れを約束している親びんですが、今年はビール1ケースをやめて発泡酒2ケースにする予定です。質より量ってことで。そんな感じで管理人さん宛に来週にでも送らせていただきやす。」
 で、当日―――

第1部ダイナマイトマッチ

 
ホリコン倶楽部会長である群馬の浅見氏は、朝からアドバンスアカデミーに参加。さらに午後のベーシックアカデミーも、ついでにお遊び参加。一方、トミー名取嬢とホリコン塾長の宮田親分は、午前のアドアカ終了後は、缶ビール片手に二人揃って歩き飲みしながら、近くののプールサイドへと消える・・・・

 午後3時を回ると、ティーコン・メンバーが続々と顔を出し始める。気合が入っている。
「ブッフォーッ“」
 ゾネス嬢なみに、みな鼻息が荒い。
「・・・今年は・・・少しヤバイかも・・・」
 いやな予感が走るので、常に成功してきた『ブタの木登り作戦』を繰り出す。
「今年のうち(ホリコン)は、お嬢様育ちの方々ばかりで、フォークですら重すぎちゃって、食事が途中で出来なくなる人ばかり。だから、ボールなんて投げられるワケがない!まいった!許してほしい・・・」(註:投手は女性と決めてある)
 案の定、ティーコン若手の面々は、これ以上崩れようがない!っていうほどの満面の笑みで
「そんなことは・・・はははは、ありま、ははは、せん!・・・あはあはあは」
 すっかり、調子に乗り始めた。慢心の塊となってきたのが、手に取るように分かる。
私は内心
(ばか者!いざとなりゃ、こっちは筋肉ゾネス嬢出して、全員デッドボールでギブアップさせる裏技があるのだ。)
 と、密かに笑いを押し殺していた。

ティーコン軍若手は、4時を過ぎると
「早く、行きましょうよ!」
 と、口々に言い始める。その都度、
「まだです!5時からですからグランドに入れません(あせらないで!)」
 管理人イーダンに、たしなめられる。
 それでも―――15分前にグランド到着。が、――
「まだです!キャッチボールもだめです。」
 グランドの管理人さんに、たしなめられる。

 この日、東京は今夏一番のうだるような暑さで、33度の猛暑であった。
 ホリコン軍団は、ダッグアウトに入るやいなや、バットやグラブを持つよりも早く、缶ビールでまず一息。一方、ティーコン軍団は、シートノック。予想以上に手ごわい感触がビンビン飛んでくる。
「やば!・・・今年は、危ない・・・」
 ティーコン軍新人若手二人が野球部出身というだけあって、フィールデングが様になっている。それ以上に、とある少年が目に付く。捕球後のスローイング動作が早い。
「うまい!・・・誰?」
 って、よく見ると、新人斉藤嬢。女じゃないか。ソフトボール部出身だという。

    ティーコン軍は、シートノックでも気合が入る之図 

 で、我がホリコンチームは、
「あたし、ソフトなんてやったことない!」
「だめです。ピッチャーを毎回交代で一人ずつやるのです」
「だってエ・・・・うえーん・・・」
「だめ、泣き落としは通じません!」
 ってことで、なだめすかして、納得させる。
 最後にゃ『ゾネスのデッボボール破壊戦術』があるから・・・へへ、大丈夫。
 と安心していたら、『ゾネス負傷』の悲報が入る。猛烈なノックのボールを指に当てたとかで、
 「これじゃ、バーベルが握れない!」
 「(バーベルなんかどうでもいい!今はボールだ!)あ、これなら、まるで問題ない。ノー・プロブレム!」
 「だって、痛いんだって・・・」
 「なに、気のせい、気のせい!」
 と言いつつ(おいおい、破壊戦術はどうなっちまうんだ・・・)
 私は、慌てた。冗談でなく、今年はやばい。しかし、我がホリコン軍団が、ティーコン若手軍団に負けるわけにはいかん。何とかしなくては・・・・。試合開始時刻が刻一刻と迫っている。

 一昨年の第1回大会では、3-0のハンディを得て、10対9の大激戦を制した。昨年は、投手にソフトボール現役の福田嬢で、ハンディ返上で楽勝。今年、もう一度叩いておけば
「ホリコン熟年パワーには、絶対に勝てない!」
 と、脳脊髄液に刻み込まれる。すなわち、若いだけでは、試合にも人生にも勝てないことを、骨の髄まで教え込んで、
「キミたち・・・・まだ、甘い!」
 って、一席ぶって、みんなでうまい酒を酌み交わすのが、ホリコン軍の論理なのである。一方、「後は、僕たちに任せてください!(とっとと後身に道を譲れ)」って言うのが、ティーコン軍の論理である。負けるわけにはいかない理由(わけ)が、ここにある。

 午後5時 45分。選手整列。主審のイワマッチが仕事で遅れる。当然のように、私が主審として、公明正大な采配をふるうことに―――
「・・・ということで、5-0のハンディで、試合開始!」
「え!?・・・5点のハンディって・・・」
 ティーコン軍にどよめきが走る。が、公明正大な主審は、有無も言わせず、
「早く、守備につきなさい!」
 こうして、第3回ダイナマイトマッチの熱戦の火ぶたは切られたのである。
「いいですか皆様!互いに礼節をもってプレーを・・・」って厳粛な説明に、「分かってるわよ、そんなこと!」(お菊人形)   「(うるさいわねエ。)耳の穴でもほじくっちゃうから!」(佐久間大姉御)之図

    両軍代表の「スポーツマン精神にのっとって・・・」之図

   対戦前に記念写真之図


 実は、我がホリコン軍の陣容には、そうそうたるメンバーが集結していた。昨年も強かったが、今年も凄い。ことに外野には、鉄壁の守備を誇るドラゴン岡島に加えて、アマチュア日本代表を仕切ることになった瀬戸氏や若手の双璧となる新井氏が加わった。紹介しよう。
ファースト:廣谷氏   セカンド:瀬戸氏   ショート:藤田氏   サード:前田氏
レフト:新井氏   センター:岡島氏・細谷氏   ライト:浅見氏
中間ポジション&ピッチャー   菊池嬢 後藤嬢 森嬢 前田さほ嬢 安良岡嬢

 1回表。ホリコン軍ピッチャーは、安良岡嬢。うまい!ボールがキャッチャーまでとどく。ティーコン軍いい当たりが出るも、鉄壁の外野陣は、何なくキャッチ。0点に押さえる。

    安良岡嬢は見事に初回を抑える之図

 さあ、ホリコン軍攻撃。ずらりと男性陣強打者が並ぶが、強烈な当たりもことごとく捕球される。
 2回の攻守も、ティーコン軍は、あと一発が出ない。予想以上に、緊迫したムードで、試合が進む。

      ティーコン軍波多野嬢のお色気投法にはまり、ホリコン軍先制点奪えず之図

「ティーコンは、手ごたえがねエなあ・・・」
 こんな呟きが、ホリコン軍ベンチに流れていた。さっそく、公明正大な主審は
「あまりにも手ごたえが無さ過ぎる。よって、5点のハンディは返上する!」
 と、ティーコン軍ベンチに宣言する。

  ハンディ返上の宣言をする公明正大な主審之図

 その直後であった、ティーコン軍大喜びを実際に絵に描いたのは・・・・・・。

   (左写真)
これで「いただきだ!」と大喜び之図
                   
ついでに「膝に乗せちゃうぞ!」之図
                (右写真)

 ハンディ返上直後の3回、ティーコン軍の怒涛の攻撃が始まった。

  バッターボックスに入る前に、スナッチで景気づけしたり、

  「サインはV」ね!ってやったり、やりたい放題之図

 波多野嬢を膝に載せて、英気を養った山本氏のホームランなども飛び出して、一気に 3点をもぎとられる。


       男は拍手。女は抱きつこうかという勢いとバンザイ之図

 が、今年のホリコン軍は若手が大活躍する。
   

 ホリコン軍の攻撃は、やはり凄まじかった。瀬戸氏岡島氏の連打が続き、新井氏のホームランまで飛び出し、直ぐに3点をもぎとると、逆転へ向けて怒涛の攻撃態勢が整ってきた。
「皇国の興廃は、この一戦にあり。各自いっそう奮闘努力せよ!」
 東郷元帥の激がとぶかの如く、塾長宮田親びんが酔っ払いながらベンチで奇声を発すると、またしてもベンチから消え去った(トイレの往復を繰り返す)。
「・・・なこと、どうだってイイじゃない・・・」
 トミー名取嬢のやや呂律が回らない声も聞こえる(そんな気がした)。

浅見会長の打撃を、固唾を呑んで見守るホリコン軍。ただ一人、固唾を呑まずに、ビールを飲んでグダっている方が・・・之図

 が、今年こそ負けたらミニスカートを披露する罰ゲーム必死の飯塚規文姉御が登場。
「冗談じゃないわよ!こっちだって、負けるわけにいかないんだから・・・」
 鬼気迫る投法で、ホリコン軍と対峙した。昨年は、ストライクと見せかけて、ホームプレート前で失速する『いやらし投法』で、ホリコン強力打線を押さえ込んだ。そして・・・悪夢は再び――

    いやらし投法で押さえにかかる之図
  
 そして、ティーコン軍に後から駆けつけた林事務局長(ティーコン社長)が、集合をかけ、
「(お前ら!)根性見せたれ!」
 猛烈にぶちかました。


            「根性見せたれ!」と激を飛ばす之図

     

ティーコンに根性を見せられ、追加点を許してしまう。


                 追加点をあげ、大喜び之図

(左写真)
サード前田氏、思わずうずくまる之図

「そんな熱くなんなくたって、いいじゃない・・・・これさえあれば」之図
                                    (右写真)

 そして―――
 その裏、時間が迫っており、恐らくホリコン軍最後の攻撃となると思われた。3点差を追い、ツーアウトながら1点を入れる。点差は 2点。
 さらに、ランナーが1塁・2塁にいる。



 この緊迫の場面で、セット・ポジションに入った規文姉御が、ピクリと動く。公明正大な主審は、すかさず
「ボーク!」
 を宣告。ランナーが3塁・2塁へ進み、一打同点、長打で逆転の絶好の場面となる。
 両チームに緊迫が走る。バッターはホソヤン細谷氏。男を上げる絶好のチャンス到来。自らのホリコン史に栄光を刻み込もうと、明らかに狙っている。ピッチャー姉御は、ミニスカート披露のプレッシャーか、動揺を隠せない。ストライクが入らなくなった。そして――
 バッター会心の一撃を放つ。猛烈な打球が、三遊間をライナーが襲う。
「えエエ――!?」
 なんと、野球部出身の新人ショート大出氏は、このボールに喰らいついてキャッチ! そこには、『愛』も『いたわり』も『謙譲の美徳』もない、勝負にかける執念のみが露出していた。
 かってテニス界で無敵を誇ったビック・ビル・チルデンは、「チャンピオンになるには、10年に及ぶ死に物狂いの努力がいる」と言い切って、それまでのチャンピオン達を完膚なきまでに叩きのめして栄光の座から引きずり下ろした。その無敵のチャンピオンと対戦した清水善三は、チルデンがプレー中に転倒したとき、ワザと緩いボールを返して、体勢が戻るまで待ってやったことがある。勝利至上主義の現代のスポーツ界では、このようなプレーヤーを
「甘い!」
 と、一刀両断にする。しかし、ホリコン魂とは、清水善三のように、そこに愛を見出し、共に闘うことの運命を享受し、感謝することを謳った『魂の五原則』が在る。場の状況を的確に判断すれば、ショートが抜かれて同点。その結果、引き分けとなり、お互いの肩を叩き合って次回の再戦を誓う、という微笑ましいシーンとなる・・・・ハズなのだ。
 ともかく、その試合で、マッチポイントを握った清水善三のサービスが決まって、あのチルデンも一瞬「参りました!」との表情を作った。その刹那、公明正大であるはずのネット副審は、チルデンが東洋人に敗れてはならじと、思わず
「ネット(やり直し)!」
 と叫んだのでる。それをきっかけにチルデンは持ち直し、逆転勝利を得たという。
 後に、この副審は生涯良心の呵責に悩まされることとなった。死に際して、真実を打ち明けると、ようやく安堵して旅立った・・・・という。

 公明正大な主審である私は、
「(待ちなさい!)今のは、見ていなかったので・・・やり直し!」
 と、宣告しようとした。が、生涯良心の呵責に責められ、死に際に、
「2007年のあの試合・・・私は・・・」
 って、懺悔するのも・・・いやだなア・・との思いが駆け巡った。そのとき、
「やったー、これでミニスカートはかなくて済んだ――“」
 飯塚姉御は勝利の抱擁をしている。

    ピッチャー姉御、思わず抱きつく之図

 数分の残り時間があり、ティーコン軍の攻撃途中でゲームは終了となる。
―――こうして、2007年ダイナマイトマッチは幕を閉じた。


                    終了直後之図


    頭(こうべ)を垂れるホリコン軍に対して、頭(ず)が高いティーコン軍之図


第2部懇親会

 懇親会は、とにかく「凄かった!」の一語に尽きる。
 何が凄いって、まずゾネス相馬嬢が、たんぱく質豊富な食材を
「あたしゃ、ほとんど寝てないンだから・・・」
 って言いつつ、大量に持ち込んでくれた。ボディビルダー愛用の菓子類もある。さらに多くの方々のご寄付により、食べきれないほどであった。
 興奮のルツボと化したのは、懇親会後半のことであった・・・・・

 浅見ホリコン倶楽部会長の挨拶に始まり、なごやかに談笑した後、恒例の自己紹介・自己アピールタイムとなる。以下、画像からそのときの状況を掴んで頂きたいと思います。

 

 



で、ゾネス相馬嬢は、全員の掛け声で
「え!?ホントに見せるの―?」
 って言いつつ、9月のコンテストに向けて絞りつつある肉体美を披露。その筋肉の凄さに、あらためて目を見張ることとなった。

    
           相馬嬢の「(私を)見よ!」之図

おふざけの集合写真

 ホリコン美女軍団之図

 首絞めにご満悦之図

 若手に説教之図

「ダメ!この私が許しません!」

「やだ姉さん、もういいじゃないですか」之図

 「なんたってアイドルよ」之図

 結局、ティーコン軍の罰ゲームは今まで何もやってないじゃないか、ということになり
「なら、やりますよ!」
 佐久間大姉御は立ち上がると、若手二人の女性を引き連れて、カーテンの中へと消えた。飯塚姉御が
「みなさま、お待たせしておりますが、あらかじめご注意があります云々・・・(以下、意訳すると――開演に先立ちまして、ご来場の殿方にご注意申し上げます。踊り子の衣装、そしてお肌には、決して、決して、お触れになりませんように、今一度お願いいたします・・・)」
 電気が消されると、男性軍は異常に興奮して、立ち上がっている。携帯のカメラを構える者、口を開けたままヨダレを垂らさんばかりの者など、
「早くしろー―!」
 口々に叫び始めた。そして―――以下略

   
          カーテンが開いて、「待ってましたー!」之図

「大姉御はいいから、若い方もう一度!」
 期せずして
「アンコール!アンコール!」
 の大合唱となり、再び登場。以下略。

 異常なまでのアンコール大合唱に応えて再登場之図

 こうなると、浅草サンバカーニバルで、クレオパトラをやって優勝している弁姫青木嬢が、黙っているわけがない。
「なら、あたくしもホホホ、(自慢の)そけい部お見せしてもいいことよ、ホホホノホ!」
 1ヵ月後に健康美コンテスト出場に向けて、美しく仕上げつつある美脚とスタイルを、これまたバスタオルに包んで登場。
「新幹線の最終が間に合わなくなる」(ドラエモン藤田氏)
 などの会話が飛び交う中を、悠然とポーズを決めて
「おほほのほ!」
 男性のみならず、女性も興奮して声援を送る中、カーテンの中へと消えたのであった・・・・。


      観たけりゃ、顔を横にしてご覧!之図

「で、男は観るだけかい!?」
 の問いかけに、
「ならば・・・僕たちが・・・」
 と、山本氏をはじめ、大平氏、小林氏の若手男性がカーテンの中へ。やたらと長い。
女性軍がいらだち始める。
「何やってんのヨー!出てきなさいよ」
 の声で、ようやく出てきた。後に聞いた話では、すべてを身から剥ぎ取って演ずるのは、「ボク一人でやりたい。三人でやるのは、ボクのキャラに反する云々」(山本氏)などの会話が飛び交ったとか。
 すでにゾネス嬢は割り箸に何かを挟んで、真ん中に座って陣取っている。弁姫青木嬢は、二組の割り箸の先にそれぞれ1000円札を挟んで、チップをダンサーに差し入れる準備が整っている。
 そして―――男三人のショーが開幕となる。大盛り上がりの中、塾長の宮田親びんが
「あ―男は、観たくない!」
 って叫んだ。以下略。

    クレームがつきそうなので、わざと画面を小さくしている之図

 こうして、予定終了時間を大幅に延長して、懇親会は幕を閉じたのであった。

 参加者の方々、誠に有難うございました。関係者の方々、ご苦労様でした。また来年の第4回ダイナマイトマッチで―――。

後日談:

 ホリコン軍三人の姫君は、口々にいう。
「(最後の男の出し物は)ダメよ。もっと演出を考えて、あたし達が喜ぶように、堂々と全てとらなきゃ。あたしらは、ただ見たいんじゃなくて、演出がうまけりゃ、そりゃア、チップだって挟むわよ・・・・ブッフォーッ!」
「これは、男性陣の来年の課題ね!」
「男がガンバりゃ、あたし達だって、もち、頑張るわよ!おほほのほ!」