JHCA会員専用ページTOPへ戻る

お遊びコラム 5

あっという間に師走になり、「月日の経つのは早い」 と感じるようになりました。若い頃は、エネルギーが漲っていたので、今日は東へ明日は西――とまあ、こんな生活を繰り返していると、結構1年間は長く感じられたものですが・・・・・恐らく皆様も同感だと思います。
 「そんなことたア、ない!」と言い切っているあなた、あンたが・・・・いや、あなた様がガキの頃、いやご幼少の頃は、一日がやたら長く感じられませんでしたか。少なくともボクちゃんの場合、近所の悪ガキ達と陽が落ちるまでアウトドアで動き回ってましたから、「たっぷりと遊んだ」 という記憶しかありません。ましてや、一年となると、ようやく正月が来たって感じだったンですが・・・・・。

 そういや、今日(こんにち)のよい子の皆様は(いまどきのガキは)、学校からお帰りになるとお部屋でOA機器をお使いですから、感覚が異なるのでしょうか(学校から帰ってくるなり、部屋に閉じこもってゲームなんぞやってるから、時間があっという間に過ぎて、時間が足りないって、言いやがるんだ。おら達の小さい頃なんて、テレビもないから家なんかにいたら気が狂っちゃうンで、外で目一杯遊ぶしかなかったんだから)。
  時代の変化に八つ当たりしたくなりました。なんでもっと遅れて生まれてこなかったんだって。
  けど、
昔々の人に比べたら、昭和20年代から30年代でも、天国みたいなものなのですね。『忠臣蔵』 で、「殿切腹」 を赤穂城に知らせるために、はや籠に丸3日も座ったままでいるなんて・・・・電話1本で済むことを当時はやってたんですから。現代人なら、間違いなく死んじまいますよ。エコノミー症候群で。
 それにまた、当時はどこに行くにもすべて歩き回っていたんですから、一日が長いですよねー。でも、「 月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也」 なんて言いながら、 旅から旅の人生の終焉を、まだ 「夢は枯野をかけめぐる」 なんて言いのけた人もいたのですから。人生いろいろって歌いたくなっちゃいますよね。
 何だか、話がそれてきました。ようするに、この4月に協会を設立して、あっという間に12月になった、という感慨を伝えたかっただけなんです。では、本題に入ります。


 会員の方々が増えてまいりまして、お互いの情報が不足すると思われますので、会員の情報コーナーを設けなくてはならないと考えております。それはちゃんとしたコーナーです。例えば、
「宝くじで儲けたから、この金くれてやる!」 とか 「@@ちゃん元気? オレは元気だぜ」
「気分がいいので、明日結婚することにします。よろしく」
とか何でもいいのです。
 会員諸氏のインフォメーションとして、『研究発表』 や 『読んでためになるマンガ本』 の紹介、あるいは自己紹介など何でも結構です。投稿してください。

 正規のコーナーができる前に、今回は「お遊びコラム」で会員からのメールを一本、紹介してしまいます。じゃーん。

                      会員からのお便り

前田瑞木様からの協会へのメール(原文のまま)
 毎度お世話になってますホリスティックの問題児ことHC前田です。去る12月4日から6日まで島根なんぞに行ってまいりました。ええ、ゼロ磁場こと出雲大社に行ってまいりました。初日、二日目はあいにくの雨のため予定を変更しまして初日に隕石を見にいきました。無駄ともいえるスペースにドンとガラスケースの中にありましたよ隕石が。ええ、抜ける気がしません、というかがっちりです。まあでもそれで入館料800円は高かったです。それでその夜宿にてマッサージなんて受けた日にはもう抜け抜けでどうあがいても軸取れませんで二日目はフニャフニャになりながら日本一の庭園がある足立美術館に足を運びそこの警備員さんに勧められてお寺に精進料理を食べに行きました。そういえばお坊さんのような警備員でしてねえ。んでそこのお坊さん、軸取れてましたねえ、やっぱり御仏のお力ですかね。精進料理はおいしゅうございました。その帰り勾玉伝承館。出会っちゃいました、また水晶に。店の端っこで邪魔者のように置いてあったので引き取ってまいりました。この水晶、中に苔が入っている珍しい水晶なんですが店のお姉さんにあえて 「これなんですか?」 とあえて聞いたらそばのほかの店員とボソボソと・・・そして 「トルマリンです」 ってそれ本当にそうなら値段3倍くらいですけど・・・。でも聞いちゃいました、お姉さん最初に小声で「ごみっ?」って・・・島根では水晶は勾玉の原料のメノウに比べればおまけなんですね。その日は疲れたので早めに寝ました、無論マッサージは受けずに。
 さてさてやってきました三日目。やってきました出雲大社、ここがゼロ磁場か~って何にも感じない!!もみ返しの肩も腰も痛いままだ。やはり本殿の方に行かなければ駄目かと清水で手を清めいざ本殿へ・・・入れない!!正月だけだそうです。気を取り直して本殿前のお賽銭箱で2拝4拍手2拝、(力貸してください、仕事ください、ムニャムニャ)お参りをしてちょいとおみくじ+厄除け(私後厄なんで)ゲットすべく巫女様のところに向かうと、おいおい貴方憑いてるでしょといった方が厄払いを売ってるじゃありませんか、効くのかこれと思いつつ(まあ矢野先生に力あるか見てもらえばいいか)購入し帰ろうかなと思って案内板を見たらあるんですよ他の神様を祭ってる社が5,6個。誰かお一人くらいは力貸してくれるだろと思い全部の神様に同上のお願いをしてまいりました。その途中妙に感じるポイントがありましてそのポイントに立つとどの方角を向いても力が抜けないんですよ、これは来たか!!何て思い・・・掘りました、ええ、人目を気にしながら。んが、岩が出てきましてこれがでかい、蹴ろうが岩で打とうがびくともせずそのうち人も来たので泣く泣くあきらめました。手をどろどろにして肩を落としてとぼとぼ歩いているとおば様方がなぜか社の後に回って後の大岩に拝んでるはありませんか。こりずにオーリングでチェックするとがっちり抜けません、これだ、と思い平に平に神様にお願いしてその大岩の下に落ちてるお石ころ様をお連れしてみました。ちゃんと力があるかは正直自信ありませんが信じるものは救われる精神で持ってきました。先生にチェック願おうかなと。
 長々とお付き合いをありがとうございました、最後に三日間に及ぶ私の不審極まりない行動に対して黙ってついてきてくれた彼女に感謝してご報告を終わります。


 (解 説)
 霊験あらたかな出雲の国の大社で、「ここだ!」と言いつつ懸命に地面をほじくり返している若者の姿が、目に浮かぶでしょうか。アドバンスで講習されている方は、『ゼロ磁場』 と聞いただけで、長野県の分杭峠(ぶんくいとうげ)の不思議な現象が思い起こされると思われます。
 ゼロ磁場とは、活断層の上にあるマイナスイオンとプラスイオンが拮抗しているエリアで、『氣』 がきわめて強い場所といわれております。古来からの神社仏閣は、例外なくこの磁場の強い上に立てられており、植物の生育などがよく、大木が生い茂っている場所でもあります。
 カタカムナという世界の言葉では、このように磁場の良い場所を 『いやしろち』 と呼んでおり、磁場の悪い場所を 『きかれち(気が枯れる地)』 と呼んでおり、古来の神社仏閣は全ていやしろちに在る、と云われています。東京では、明治神宮が最も磁場が強いとも言われております。
 だがある人は、日本、特に東京では、いやしろちがドンドン減っていると指摘しており、「由々しき事態」 と嘆いております。 巨大なマイナスイオン発生装置など設置して、植物の生態系から見直さなくてはならない時期に来ているのでしょうか。
 ともかく、そこに前田氏は行って、自らの感性で 『いやしろち』 を体験してきたわけです。そして、参詣客が何百年にも渡って足裏で踏みしめて、犬や鳥の糞などが染み込んだ石を持ち帰ったというわけです。でも、誰がなんと言おうと前田氏にとって、霊験あらたかな石なのです。                                               


                                        平成16年12月記  矢野 雅知