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コラム27 スピリチュアル・コンディショニングを考える  その2

ソウルメイトとツインソウルについての中間報告

JHCAのアドバンス・アカデミー(通称アドアカ)に参加されていた方は、幾度かスピリチュアル・コンディショニングについて焦点が当たったことがあるので、理解しやすいと思われる。だが、JHCA会員の全ての方が体験したわけではないので、その実状の一端を紹介しておきたい。

 

 2008年秋に初めて上級ホリスティック・コンディショナーの認定試験を行った。試験内容は、恐らくスポーツ系の資格審査では、最も高度なレベルを要求されるものであると思われる。学識経験者であろうと、実践的な実学が身についていないと、ほぼ理解できない内容である。
  さて、その難関を突破して5名の『公認上級ホリスティック・コンディショナー』が誕生した。このうちの2名の方に、ソウルメイトというよりもツインソウルがいるようなのである。

 

 ソウルメイトとは―――直訳すれば『魂の伴侶・友人』となる。肉体に宿っている魂(ソウル)は、本来不滅であり、ヒトは誰であろうと過去生(前世のこと)の記憶が刻み込まれており、魂の遍歴を持つ。
なぜ、転生を繰り返すのか―――
それは、魂のレベル(波動)を上げて、様々な自分にとってのカルマを解消していくことで、煩悩を消していき、より高いステージへと進んでいくためである、といわれている。
そのためには、お互いが助け合えるように様々な形の役割を果たすように、ある程度は決められているようなのである。ある人を助ける役割や、癒しを与えてくれる役割、あるいは人生の目的を気づかせてくれる役割を担うなど、様々な形でソウルメイトとの出会いがあるといわれている。
  『前世療法』を著したブライアン・ワイス博士は、ソウルメイトはひとつのグループで、肉体を得た現世では、お互いの役割をあらかじめ決めておいて、何らかの形でサポートをするようだ、とも指摘している。

 

 あらかじめ認識しておきたいことがある。前世や過去世など、どのように表現してもよいが、『袖触れ合うも他生の縁』という言葉があるように―――現在の人生に何らかの関係を持っている方々の多くが、自分の過去世(前世)においても、何らかの縁があった方である―――ようなのだ。
  このことは、スピリチュアルな理解が深まれば深まるほど、納得することができるようになる。

 

 私の治療室に来ていただく多くの方が、過去世でも縁があったという反応を示す。そんな中で、遠方から数回にわたって見えた方(女性)がいた。
その方が私の治療を受けることになる経緯(いきさつ)は、偶然なのか必然なのか、たまたま来る気のなかった彼氏が、私のところに来る偶然が重なり、「面白いことをやる奴がいる」と彼女に話し、その彼女がなぜか「行かなくては・・・」と思い込んで、2時間以上もかけてやってきたのである。その直後に彼氏とは別れたようで(お役御免なのか)、人のエネルギーに過敏に反応してしまう体質を克服するために、数回私のところにお越し頂いた。
  そのとき、私と過去世で関わるようなので、そのことについて話をすると、それを確かめるべく、守護霊や前世をみることのできる霊能者のところに出向いて、この点を確かめたところ、三人の霊能者が三者三様に
「この方(私のこと)に、あなたは幾度も助けられています。」
  と、告げられたという。
  それが事実か否かは確かめようがない。
ただ、私が以前鑑定してもらったある霊能者に
「あなた(私のこと)の守護霊は、中国の坊さんで(私の過去世の一人であるという)、多くの人を助けるようなことをやっていたようだ。」
  と、言われたことがある。

 

 さて、この女性であるが、
  ときどきメールを寄こすので、なぜか解らないが
「そろそろあなたの運命の人が現れそうですね」
  と返答したことがある。漠然とした感じがあるので、チェックをするとそのように反応したからである。それで、冗談も入り混じった気分でそのようにメールした。
  そして―――
  過敏なその女性は、「この人が運命の人ではないか」と感じ取れる相手が、私の予告していた時期に現れたという。今か今かと待ち構えていたからなのか、本能的に「この人に間違いない!」と思ったようで、私に画像を送ってきたのである。
  「確かに・・・過去世で強く繋がっている反応があります。ソウルメイトに間違いないようです。」
  と、私は返信した。
それを受けて霊能者のもとに走り確かめたところ、
「この方は・・・・あなたの運命の人のようです。あなたと出会うべくして出合ったのは、今生で一緒になるためのようです・・・。」
  と告げられたという。
  その後、
「私たちは、結婚することになりました。」
  とのメールが送られてきた。

 

 もうひとつ、私の体験した例を紹介しておきたい。
  私の治療室に、ある三十代半ばの女性がやってきた。不妊も悩みのひとつであった。今までにそれに対する対処はやってきているので、おおよその想定はできていた。
  通常、様々な理由があるにせよ、不妊の原因として、相手(男性)の身体から排出される全てのものに、ストレス物質としてのマイナス反応を示すことがあげられる。つまり、男性(夫)の『汗』『唾液』などを、脳が嫌がる傾向があるのである。当然、精液に対しても同じ反応を示す。これは―――好きとか嫌いとかの感情ではなく、肉体としての脳の反応なのである。そのため、受胎する確立が低くなってしまうので、脳が精液を正常に受け入れるように、再度即通しなおすことが必要となってくる。
  ついでながら、芸能人などの離婚報道がテレビ画面に流れることが多いが、ほぼ全てのケースで、このようなマイナス反応が示される。「性格の不一致」など理由は様々に並べ立てるが、その本質的な問題として、相手の肉体を受け入れがたいマイナス脳反射が読み取れるのである。
これについては、アドアカで幾度か実習したことがあるので、その場に居合わせた参加者は理解しやすいと思われる。

 

 さて、その女性は予想に反して、肉体は受け入れる反応を示す。だが、精子は受け入れない。今までにないケースである。不思議に思って追求すると、オーラ帯の第6層にそれが関わっている。私の中では、これはカルマや潜在意識に関わる領域として捉えている。そして、私の勝手な判断では―――
  この女性の2代前のとき(やはり女性)、現在の夫になっている男性に、何らかの状況で関係を持たされてしまったような反応を示すのである。そのときに不本意ながら受胎してしまい、本人が望まない、決して産んではならない事情があって、不幸な状況に追い込まれた・・・・と、反応した。このことが、潜在意識下にあって、受胎を拒絶している―――と、私には解釈できたのである。

 

 そこで、2代前の過去生の、恐らく強姦されたと思われる時点まで潜在意識を引き戻してみた。すると案の定、彼女は全身抑制弱化の強烈なメンタルストレスに支配された状態に陥った。この時点で、体軸をとり正常化するようにして、現在に再び戻してみると、精液への抑制弱化反応は消去していた。
  だが、これですべてが解決するとは思えなかった。何かが引っかかるのである。
  たとえ現世のことではない過去生に関わる問題であるとしても、マイナスの感情が潜在意識下にうごめいている状態で、はたしていいのだろうかという思いとは別に、私は引っかかっていた。
「何かが違う。何かがある。」という漠然たる思いが残るので、再度深く沈潜してチェックしてみると―――
  男性のエネルギーが浮き上がってきた。そのことを話すと、この方との相性を調べてもらいたいという。

 

彼女がイメージした像を、私は彼女の眼前でスキャンする。そのスキャンした人物と彼女との過去生との関連をチェックすると、明らかにお互いが『ソウルメイト』としての反応を示していた。つまり、その男性は彼女とは関わるべくして関わっているはずである。そのように運命付けられているのかもしれない。そのことを、正直に告げた。
ここに至って、吹っ切れたかのように彼女は話し始めた。
「私は、この方とかなり以前に一緒に生活していたことがあるのです。周囲は、あまりにも年齢が離れているので、猛反対したのです。狂気の沙汰だといって・・・・。
結局、その方とは別れて、私は現在の夫と結婚したのです。子供が出来ないので、何とか子供を産みたいと思って様々な努力をしたのですが・・・・現在に至ったのです。」
ここまでは、よくある話である。だが、
「ところが、先日偶然にも、昔の彼と会ったのです。そのとき、なぜだか自分でも分からないのですが、私の魂が『あなたを愛しています』と言ってしまったのです。今でも、なぜか魂が愛していると感じるのです。不思議なのです。」
彼女の表情から、これは冗談で言っているのではないことは理解できた。ソウルメイトとしての不思議な縁が、潜在意識として結びつけるのであろうか。そして―――決定的な言葉が口をついて出た。
「子供が欲しいと思っていたのですが、これはむしろできなくてよかったと思っているのです。」
  と言った後で、
「私は、今の夫と別れて、(心の底から愛することの出来る)その彼と結婚したほうがよいのでしょうか?」
  それは、明らかに同意を求めるものであり、世間にはとても尋常ではないと映っても、誰かが背中を押してくれたら、運命の人と一緒になる覚悟は出来ている、という決意をにじませているものであった。

 

 同じようなことが、その彼女の過去生においてあったのであろうか。そのときは、子供ができてしまって、心から愛する意中の人と結婚できずにカルマを背負ったが、今生ではそのカルマを消し去るために、あえて運命の人に走るのであろうか・・・・。私の下司な勘ぐりは、ここで止めることとする。ただ、実際に私が体験し、感じたことを、紙上をかりて再現したまでである。ご容赦願いたい。

 

 さて、
  上級ホリスティック・コンディショナーの二人に関するツインソウルに、話を戻す。その2名とは、福岡でライコフィットネス(パーソナル指導のフィットネス・スタジオ)を主宰する西村氏(以下、「博多ドンタク」の愛称とする)と、パーソナルトレーナーのプロとしてその存在を確立している細谷氏(以下、「ドクトル・ホソヤン」の愛称とする)の二名である。
  博多ドンタクにツインソウルがいるとわかったのは、柔道整復師であり、看護師であり、実践的ニュートリションの栄養士であり、鍼灸師(2008年度取得予定)でありながら、本職は「私は、占い師」と称するローズ松田女史(以下、「ローズ」の愛称とする)の鑑定による。 ローズは、スピリチュアルな本来的な能力があり、『映像』として人の過去生や未来を垣間見ることができるようなのだ。

 

なぜ、博多ドンタクにツインソウルなのか―――当協会の書き込み掲示板である『ホリコン倶楽部』にアクセスするとアカウント数字が表示されるが、このキリのいい数字(キリバン)になった場合、次のキリバンを踏んだ人に「何かプレゼントする」という暗黙の約束事を決めた時期があった。このとき博多ドンタクは、キリバンを踏んだローズにプレゼントを渡すことになった。そのとき、なぜか福岡在住の博多ドンタクは、会ったこともない広島にいたローズ(自宅は横浜)に郵送するのではなくて、わざわざ広島まで行き、手渡したのである。
  なぜ、「わざわざ会いに行ったのか?」と後日問うと、
「なんでですかねエ・・・」としか答えない。
それが何かの縁なのか。ローズは、自分と博多ドンタクがツインソウルであることを悟り、
「私の全てを、ドンタクに注ぎ込むわ」
と語っている。
  ついでながら―――ローズによると、ローズと博多ドンタクの魂は、4世代前に分魂したようなのである。現在の今生に現れる前に、ローズは3回ほど転生しており、博多ドンタクは1回の転生であるという。

 

 ある日、ローズとその過去世での仲間たちでもあるアドアカ(アドバンスカデミー)出身の三人の女性が、私のところにやってきた。浅草サンバカーニバルでクレオパトラとなって踊りまくる青木弁姫様と、女子プロゴルファーのカンナ姫様である。
  ローズによると、ローズが花魁をやっている時代(過去生)に、カンナ姫はその同僚であった。当協会の理事であり、マスター・ホリスティックコンディショナーである安田氏もまた、その同僚の一人であったという。
その縁なのか、柔道整復師の学校で学んでいる当時、安田氏の隣の席がローズであり、その関係でJHCAのセミナーを受講し、アドアカに参加して、私や過去世の関係者と巡り合っているのである。
  ついでながら、ローズはアドアカにいた初期のころ、私が講習中にローズの近くに立ったとき
「あッ!?」
  という小さな声を上げたことがある。
(小娘でもあるまいに・・・)
  と、私は思ったようなのだが(よく覚えていない)、このときローズは「何か手が見えた!」と語ったのである。
  後日、それが何なのかが解明した。その映像がより鮮明になってきて、氷解したのである。
ローズが花魁時代に、何か切迫した事情があったのか、私がローズのその手をとって
「さあ、逃げよう!」
  と、やったというのである。そのときの「手」が、今生でまた記憶の中から甦ったというようなのである。ただ、その顛末はよく解らない。
  しかし、いまだにローズのご亭主様は、(ローズを)救ってくれたのは、私であると信じ込んでいるという。

 

この日―――私は仕事がるので「適当にやってテ!」 と言い残して、出かけていた。2時間後に戻ると、三人はすっかりと出来上がっており、ゆでダコのように真っ赤になってクダを巻いている。夜も更けて笑い転げながら三人の女史は帰途に着いた。
そして―――、
その翌日、遠く離れた福岡博多の地で、博多ドンタクは朝からどうも頭がすっきりとしない状態に陥っていた。おかしいのでローズに連絡すると、理由が判った。二日酔いだという。ローズの二日酔いの状態が、まるで一心同体であるかのように博多ドンタクに転写されたのであるー――これが、ツインソウルの証である。

 

 もう一人の上級ホリスティック・コンディショナーについて述べておく。
  ドクトル・ホソヤンは、ある日どうも調子がおかしいと感じていた。理由が判らない。なぜか頭がすっきりとしないだけでなく、明らかに体軸が崩れており不調であった。思い当たることは全くない。が、もしやと思い、成○ママにメールをした。
  成○ママとは、アドアカの講習のときに、ドクトル・ホソヤンが「何となく何かが違う」という感じを持っていた。なぜかは説明つかないが、何となくとしか言いようがないものであった。
それ以前、ドクトル・ホソヤンには、ソウルメイトと思われる人との出会いが、アドアカで見つかっていた。
ゾネス相馬女史が「二人の雰囲気が、ちょっと何か違う!」と指摘したことに端を発し、どれどれとチェックしたところ、昔々の過去世において、夫婦であった可能性を含めた反応を示していた。
そこで、ドクトル・ホソヤンと岩手からアドアカに通っていた菅野女史は、二人揃って前世や守護霊などを診る霊能者のところに行って鑑定してもらったところ、
□ 二人とも同じ時代に生きてきている。
□ 前世は日本人で、ドクトル・ホソヤンは江戸時代の町医者であり、菅野女史は、流行っている寺小屋を経営している映像が出てきた。
  ということであった。
  そのときの過去世では結婚していないが、なんだか知り合いのようであり、その二人が今生でまた顔を会わせた様なのである。

 

 さて、話を戻す。
  体調がおかしいと感じたドクトル・ホソヤンは、
「体調はどうですか?ボクに何か反応しているようです・・・」
  と、ツインソウルの成○ママにメールした。
それで原因が判明した。
  成○ママは郷里の青森に帰郷していた。親族のお見舞いをするためだったという。そして、お見舞いする相手の体調を成○ママが自分の身体にエネルギー転写しており、その体調が、成○ママのツインソウルであるドクトル・ホソヤンに繋がって、思いもよらない症状がドクトル・ホソヤンの身体に現れた―――ということであった。

 

 今までに、ソウルメイトのみならずツインソウルも、アドアカの参加者だけで幾人も見出されている。不思議な『縁』に導かれているとしかいいようがない。
  ある日、講習終了後の昼食会に、8人ほどのメンバーが集まったことがある。そのときチェックすると、私と過去世で関わりのあったであろうと思われる方が、3人いた。
  それだけではない。
  よくよくチェックしてみると、お互いに何らかの関係がありそうで、全員が互いに過去世において、何らかのつながり(縁)を持っていた。見ず知らずの人たちが、アドアカという場を介して、『引き寄せの法則』によって集まってくる―――この不思議な縁に、あらためて感謝したいと思っている。

 

 



平成21年1月中旬記