コラム33
スピリチュアル・コンディショニングを考える
その4
本物と、そうでないものを判定する
あるアドバンス講習でのことである。
伊勢神宮の展覧会に行ったメンバーが、「内宮の入り口(鳥居のある橋)」の絵葉書を持っていた。伊勢神宮だけあって、実に波動がいい。そこで、この写真の中に入り込んでみよう、ということになった。
伊勢神宮: 内宮の橋
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私が、その写真の中に入って、鳥居をくぐり、橋を渡りきった対岸の鳥居まで、まず入っていった。そこで、参加者の一人ひとりが橋を渡ってくるのを、待っていた。
ところが―――
身体の中に邪気(様々な生命体のエネルギー)が溜っている人は、橋の入り口から入れない。橋を渡り始めても、橋の真ん中あたりで、それ以上は進めなくなる―――という反応を示したのである。
そこで、私ともう一人簡単に橋を渡ってきた人の二人で、入り口の鳥居まで迎えに行き、二人で腕を持って強引に引き入れようとした。だが、もの凄い力で押し返されてしまった。どうやっても、中に入れない。
結局、その人の霊体から全ての邪気を抜き去ったら、いとも簡単に内宮の橋を渡って来ることができた、のである。
実は、このことが契機となって、あることに気がついた。
以前―――まだスピリチュアルなことに目覚める前に、ある霊能者が
「伊勢神宮の外宮(げぐう)は、竜神系であるから、行かないほうがよい」
と、言っていた。このことが思い起こされたのである。
その方は、遠隔で簡単に憑依霊(エネルギー生命体)をとる力があり、それが故に『凄い能力のある方』と、その当時は思っていた。その方の主宰する霊場めぐりのツアー(四国八十八カ所から伊勢神宮まで)に、最後の2日間だけ合流したことがある。
やはり、外宮には立ち寄らなかったので、外宮の波動はあまり良くないのであろう、と思い込んでいた。
そんなとき、2年ほど前に伊勢神宮に赴いたときに、時間があったので初めて外宮に行ってみたところ
―――実に、パワーがあり、波動のエネルギーレベルが高い
のに、驚かされたのである。
聞かされている話と、違うなア・・・・と漠然と思っていた。
この思いが、
「外宮の画像に入り込んだら・・・・もしかしたら・・・」
という、ある想念が沸き起こってきたのである。
新興宗教の大半は、神の意思を逸脱した神の眷属(手足となって働くもの)がバックアップしている、という話がある。
というのは―――サムシンググレート(根源的な宇宙神ともいうべき存在)は、直接我々の3次元に介入することがなく、4次元のキツネ系や竜神系あるいはヘビ系などの自然霊を含めた眷属が、サムシンググレートの指示に従って3次元に働きかけている、というのである。
ところが、船井総研会長の船井幸夫氏が多くの著書の中でも記しているが、「(アセンションに向けて)5次元から3次元に高波動のエネルギーが流れ込んでくるようになった」ということから、4次元の「幽界」「霊界」などは今後縮小されてくるという。
このことは、多くの霊能者が異口同音に、様々な著書を通して指摘していることでもある。
ここで、4次元レベル―――としたことを説明しておきたい。
我々の肉体が存在しているこの現世は、3次元レベルである。ヒトは死ぬと、肉体は消滅するが、霊体(エネルギー体)の魂は、通常は4次元レベルに入るという。4次元については、科学者は波動の粒子がさらに微細になる世界であると、その推定値まで示している。5次元以上はさらにこの数値は微細になって、現在は12次元までが想定されている。
さて、
地球全体が、全てフォトンの高次元エネルギー帯にすっぽりと入ってしまう2012年が迫っている(これについては、フォトンベルトのコラムを参照)。すでに太陽系の惑星のいくつかはフォトンベルトに入っており、地軸の反転が起きている惑星もあるという。
地球はすでに―――1998年ごろから、この高波動の光子(フォトン)エネルギー帯の中に入ってきているが、このアセンションに感応してなのか、今後は5次元から直接高いレベルの波動エネルギーが注入されてくるようになる、というのである。
これによって
占星術的には『うお座の時代』から『水瓶座の時代』に入るといわれ、これからはサムシンググレート(根源的な神的な存在)が直接3次元にも作用する時代に入る、とされているようなのだ。
これは、
今までは、直接サムシンググレートが3次元に働きかけることをしなかったので、その眷属(神に仕える霊的なエネルギー生命体)が、その意を受けて働いていた―――とされるが、これら眷属は4次元のエネルギー生命体である。だが、4次元に直接サムシンググレートが働きかけるようになると、眷属は必要がない。
そのことが、どうやら一部の眷属などが反発しているようなのである。
つまり、
今までどおり、人間界を自分たちが自由に背後で操りたいのだが、それができなくなる時代に入って来たようなのである。
それ故、眷属が背後で操っている新興宗教などのパワーは、これから一段と衰えていく可能性がある、と指摘されているのである。
高橋信次(故人)という霊能者は、人や団体など、その内面の実態を見抜く力に優れていたようで、
「○○の科○は、動物霊が・・・」
「○○学○の会長は、蜂須賀小六の生まれ変わり」
など、様々なことを世に示したので、これらの団体から猛烈な反撃をうけていた。
新興宗教の教祖の多くは、キツネ系などの霊パワーを持って信者を集めている、ということも、以前から伝え聞いていた。
実際に自分でもチェックしてみると、
「確かに・・・・そのような反応を示している」
というケースもあって、私なりに納得できることでもあった。
また、一方で
「外宮こそ、わが国における、最高の霊的パワーのあるスポットである」
と主張される方もいる。
このことは、前述したように、外宮の波動の高さは実感できたので、自分なりに納得できることであった。
私は、仕事の関係で代々木にある宗教法人の建物の横を通る。その建物は、歩道と接している塀で囲まれていないエリアは、明らかに結界が張られており、遠くに見える中の本堂のエネルギーは自分に合わないが、結界を張れるだけのパワーがあることに興味を持っていた。
だが、
この中に、伊勢神宮の外宮のエネルギーを投入してみたところ、たちまちにして、この結界は乱れてしまった。その後、この結界は数週間経った現在でも、依然として乱れたままである。
このようなことから、本物とそうでないものを見定めるのに、この伊勢神宮の外宮のエネルギーを用いることが、私にとっての「本物とそうでないもののチェック方法」となった。
画像(外宮)の中に、対象となるモノを入れてみると―――
○ 本物は正常な反応(筋反射は落ちない)
○ 本物ではないモノ。4次元レベルのエネルギー体などは、筋反射が落ちる(嫌がる)という反応を示す。
このような背景があって、先の霊能者(外宮は行くべきではない、といっていた方)を、外宮の写真の中に入れてみると
―――入れない
のである。
明らかに、霊体(エネルギー体)が嫌がるのである。
さらに、
別の新興宗教系の関係者や、関係団体そのものを外宮の写真の中に入れようとしても、
―――入れない
のである。
そこで、新興宗教に関る方々や団体名などを、外宮の写真の中に入れてみると、ほぼ全てと言ってよいほど、外宮の波動にマッチしないことが解った。
解りやすく表現すると―――筋反射(オーリング筋反射テスト)で弱化するのである。
外宮の波動エネルギーが、動物霊や逸脱した眷属のエネルギーなどを、寄せ付けないようなのである。
ということは、
実際には、このような方々が外宮に行くことはできるであろう。しかし、中の霊体(エネルギー体)が嫌がって、その手前で抜け出てしまい、外宮から戻ると、再び肉体の中に入り込む・・・・ということが想起された。
このような現象については、私自身幾度も経験している。
具体例を挙げると―――
ある方が、私の治療室の予約をとっていた。だが、その当日に連絡があり、「体調が悪いので、行けません」ということで、キャンセルとなった。
次こそは行かなくてはと決意して、その方は電車に乗ったのだが、途中からどうにも体調が悪くなって、再び断念せざるを得ない事態に陥ってしまった。結局、来ることができなかったのである。
全て―――霊体に憑依した生命体が、私のところへ「来させまい」と強く働きかけたものと、私のチェックでは確認された。
この稿を書いている昨日も、ある足関節捻挫の中学生が予約していた。途中で電話が入り、母親は「(家を出ようとした頃から)お腹が痛いといっています・・・・」という。クルマなのでとにかく来てもらったところ、治療室に入ると「まったく痛くない」という。
そこで、「10分前」の状態にセットしたら、ものの見事に霊的な反応を著した・・・・・。
実際に、あるクライアントが来る前に、事前にそのクライアントをチェックしてしまうことがあるが、そのときは明らかに『霊障』を示しているのが、治療室で診ると
「憑依霊が、反応してこない」
ことがある。
結界が張られている私の治療室に入ることを嫌がるようで、肉体を抜け出て、外で待機するのである。
これが確認できたケースでは、まだ外にいる状態を再現させると、霊障が明確に浮き上がってくるので、この状態で対処するようにしている。
恐らく、今までにも調整時にチェックできないことが、少なからずあったと思われる。この場合は、治療後に外に出ると、待ち構えていた霊に再び憑依されて、問題の核心は取り除かれていない可能性がある。実にやっかいな問題である。
さて、
伊勢神宮の外宮が、5次元以上の高波動エネルギーの「本物」と、4次元レベルの「そうでないもの」を見極める方法として、私の中で確立されたことによって、
○ なぜ、聖地や古刹といわれる有名なパワースポットに行こうとしても、「行かないほうがよい」という反応が示されるのか。
○ なぜ、スピリチュアルな高名な方の書籍が、「買わないほうがよい」という反応を示してしまうのか。
○ 霊的な「徐霊」「浄霊」の看板を掲げている大半は、背後に動物霊のエネルギーが垣間見えるのは、なぜか。
といったことが、自分なりに理解できるようになって来たのである。
本屋に行けば、「精神世界」「スピリチュアル系」のコーナーには、多くの書籍が置かれている。とくに女性の多くは、この方面の書籍に惹かれているようである。私も、この数年はこの系統の書籍を中心に購入している。
また、整体系の技術書をお書きになる高名な先生方は、邪気を身体に溜め込んでいる反応を示す方が多い。それだけ多くの患者と接している証であって、仕事柄これはある意味仕方がないことなのか、と思っていた。
ホリスティック・コンディショニングは、はっきり申し上げて、4次元レベルのエネルギーに依存するものではない。体軸を確保することを念頭において対処する限り、これらは排除されてしまう。これは、確かなことである。
さて、
スピリチュアル系の精神世界の書籍に関しては、国内国外を問わず、その書かれている内容は素晴らしいことが羅列されているのだが、
○ なぜか、購入しないほうがよい
との、反応が多いのである。
その理由は―――外宮のエネルギーに入れてみることで、全て氷解した。ことごとく4次元エネルギーが背後に潜んでいることが伺えるのである。
つまり、
○ 「人類愛のため」「悩める人を救うため」・・・etc
といった美辞麗句の裏側に潜む波動エネルギーレベルを見極める手段を持たなくてはならない。表面的な綺麗な言葉に、多くの人は容易に引き込まれてしまう・・・といったことを危惧するのである。
一例を示しておきたい。
ある初見のクライアント(女性)が紹介されてやってきた。彼女の主因は、霊障であった。それを取り除いたら、肉体レベルは正常化した。
その霊的なエネルギー体は、2週間ほど前に憑依したような反応であったので、
「(その頃に)どこかに行かれましたか?」
と尋ねると、
霊的に敏感な彼女は、次のように語っていた。
「ホームページを見たら、とても美しい魂の方のようなので、そこの治療院に行ったのです。2週間ほど前です。それから・・・さらに症状が悪化したようなのです・・・」
その治療家が気になって、彼女からスキャンしてチェックすると、案の定、4次元レベルの動物霊によって、治療エネルギーを授かっているような反応を示していた。
霊体の歪みが、下級霊に起因する問題であれば、このような霊波動でも、それなりの治療効果を示せるであろう。だが、自分を超えたレベルのエネルギー体では、対処が難しくなる。逆に、邪気をクライアントに流し込んでしまう結果に導いてしまう・・・と思われる。心しておきたい。
テーマを、書籍の持つ波動エネルギーレベルに戻す。
具体的に、本の良否を確認したいのであれば
○ 腹臥位にした人の背中の上に、「本」を載せて脚長差をチェックするとよい。
○ その本のエネルギー・レベルが高ければ、脚長差はそろう(左右差は消失して、骨盤のPSISは左右均等となる)。
例えば、コラムで紹介した『波動の法則』などの良書は、「本」そのものに高次元のエネルギーレベルが反応するので、どなたでも肉体が正常化する(拙書の『ホリスティック・コンディショニング1および2』も同様である、と思う)。
ところが、内容はいいことを述べていても、その背後にあるエネルギーレベルが高くないものであれば、脚長差は解消されないであろう。
このような方法で、新興宗教家などの書籍や著名な治療家などの書籍をチェックすると、脚長差が解消されないエネルギーレベルが多いことに驚かされるであろう。
恐らく―――これは絶対的に正しい優れたものである、と思い込んでいる多くのものが、実はそうではなかった、ということに気づかされるのではないだろうか。
ついでに申し述べておくと―――
テレビ番組『オーラの泉』(終了してしまったが・・・)の江原啓之氏などは、5次元以上(高次元)のエネルギー体がサポートしているので本物の霊能者である。だが、同じようにテレビに登場する○ヨ○子氏などは4次元レベルである、と思われる。
テレビには、多くの霊能者が登場するが、テレビ番組には本物は出たがらないようである。青森の○村○子氏も、あまり出てこない。
以前、○保愛○氏が、全国的に有名であった。霊能者として多くの特番が組まれたが、彼女は死んだ姉妹の霊がサポートしていたもので、霊視はできるのだが、どう対処したらよいのかが解らなかった、といわれている。
結局、多くの人の念エネルギーを受けて、自分の生命力を失ってしまった、ように思われる。だから・・・・本物は、マスコミに登場することを嫌うのである。
註:江原氏がテレビ番組に出演していたのは、「見えない世界」を一般に認知させる使命を受けていたからだ、という。お陰さまで、私のように徹底的な拒絶派が180度方向転換して、こうした文章を綴るようになっているのである。
さて―――
これは、あくまでも私自身のことであるので、私の反応が他の方にも当てはまるなどとは、決して述べているのではないことをご理解いただいて、この先をお読み頂きたいと思います。
かなり以前に、『レイキ・ヒーリング』に関連する書籍を読んで、中興の祖といわれる臼井甕男が修行して霊光を得たという京都の鞍馬山に、一度行ってみたいと思っていた。我々の世代は、映画の『鞍馬天狗』や源義経が修行したとされる鞍馬山には、ある種の憧憬があったからである。
だが、
鞍馬山に行ったほうがよい、という反応は得られない。シュミレーションすると、疲労感に襲われて、登っていけないようなのである。そうとうの覚悟がなくては、上まで上がれないようなのである。恐らく・・・・時期尚早なのであろうと思っており、いずれ機会があれば・・・・という程度で時が流れていた。
ところが、
鞍馬山とは、魔界である京都の魔物を安部清明などが閉じ込めた場所なのである。つまり、「くら(蔵)」「ま(魔)」である、という記述を目にして、自分の中で全てが氷解した。
そして―――この鞍馬山で霊光を得たという臼井レイキ・ヒーリングは、4次元レベルからのエネルギーを受けるものである、と私のなかでは結論した。外宮に反応できないからである。
レイキ・ヒーリングは、第1シンボルから最高位の第4シンボルまである。それは、それなりの段階を踏んで、講習料を納めて得られるものである、という。
私は、その第4シンボルまで知っているが、これは公開してはならないとされている。たしかに、第4シンボルはパワーのある言霊(ことだま)であることは解る(実感では、それ以上のエネルギーのある言霊は、まだまだいくらでもある)。
だが、ヒーリングにおける他者の手を身体に直接当てて、生体エネルギーを流すということは、邪気を溜め込んでいる人の手を当てられたら・・・・・まともにマイナス・エネルギーが流れ込んでしまう、ということである。
それは―――避けたほうがよい。薦められない、というのが本音である。
そのようなことが解ってきたときに、5周年のJHCAイベントとして、大阪に行かせて頂いた。今年(2009年)の9月の連休時である。
直ぐに東京へ戻るつもりであったが、急遽京都に立ち寄ることにした。『亀岡』に惹かれたのである。
これが、私にとっては、いまいち理解できなかった真言密教の『金剛界曼荼羅』と『胎蔵界曼荼羅』につながってきたのである・・・・・。
平成21年9月下旬記