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コラム39

植物と同調する 1

 地球上に在る「全ての物体」を構成する物質は、ヒトでも鉱物でも人工物でも、根源は「全て同じ」である。
 地上最強の硬度を誇るダイアモンドやスペースシャトルの外壁物質であろうが、コンニャクであろうが、その究極の原子構造は同一である。
生命体(動物から植物まで)と非生命体(プラスチック製品など)の相違とは、その物質化された構造体に『生命エネルギー(霊体)』が入っているか否か- - - ということなのである。
 物質の最小単位とされる素粒子によって原子が構成されるが、その原子核を構成する『陽子』と『電子』には意志と意識がある、ということであるから、究極の物質も含めて、どこまでを生命体と捉えるかは、異論があろう。

 鉱物でも生命体(霊体)が宿っているのは間違いないようなので、わが国では太古の昔より、地上にあるすべての自然物に神が宿るとして崇拝してきた歴史がある。それ故、自然を破壊することを極力避けてきた。

 だが世界の各地では、現在でも自然破壊によって地上の砂漠化が深刻な状況を生み出している。ヨーロッパの国々では山林伐採が90%にも及び、光合成で地球に酸素を生み出してくれる大アマゾンの森林伐採は、加速度的に増殖して、これが故に世界の異常気象の元凶の一つ、とまで指摘されている。

 わが国の石見銀山(島根県)が世界遺産に指定されたのは、他国では例をみない自然環境を保持しながら開発されたという点が評価されたから- - - という。
 そう、わが日本は、国土のおよそ70%が森林であり、この点は先進諸国とは大きく違っているところである。「自然は、克服すべきもの」とする欧米人と、「自然と共存する」東洋人との相違かもしれない。

 人類史上初めて、世界の最高峰エベレスト登頂に成功したヒラリー卿は
「私は、エベレストを征服した!」
 と、有名なセリフを残しているが、同行したシェルパのテムジン(チベット)は、
「私は、エベレストの山に登頂させていただいて・・・・」
 と、言葉少なに語っている。
 テンジンは、(自然への畏敬の念を込めて)チョコレート1枚、ビスケット1包み、あめ玉ひとつまみを、山頂の雪の中に埋めた。
これを見たヒラリー卿は、キリスト像のついた小さな十字架を、供物にならべて埋めた- - - という。


 自然界において、植物は我われ人間の生存にとって、なくてはならない生命体である。
昔は、様々な薬草で病を癒してきた。これは- - - 太古からの、世界共通の人類の叡智である。
自分の住む大地に生育する植物には、人の身体を癒し、人体を正常な状態に回復してくれる作用があることを、知っていた。怪我をしたら、傷口に薬草を塗る。薬効のある植物などを用いて、クスリとして服用する・・・など。

鉱物でも、宇宙エネルギーが十分に充填されたものは、その良いエネルギーを身体に吸収することができる。そのため、水晶や金などの装飾品を身につけてきた。

我われの人体は、「究極的にはすべて同一の物質で構成されている」と述べたが、全ての物質は振動しており、それを『波動』という表現で捉えるが、この波動(振動波)の相違が、個体差となっている。

 人体に適さない波動(振動波)もあれば、人体を癒してくれる波動もある。ということは- - - 五臓六腑のそれぞれが、特有の振動波を出しており、正常な振動波を出せない状態が、『異常(病気など)』である- - - と、捉える事ができる。
そうであるならば、
● そのような振動波を発する物質を身体に干渉させてやるとよい。
- - - ということになる。

 ドイツの振動医学などは、この点を追求して治療しているものである。
 身体が本来持っている振動波が出せない状態では、その固有の振動波を身体に共鳴させてやると、本来の正常な振動を発するようになる。つまり、それで治癒するのである。

10年近く前になるが、ドイツの振動医学の資料を読んだ直後に、「購入しても良い」との感触を得たので、躊躇することもなく数十万円を投じて関連機器を購入した。といっても、治療に用いているのではない。
これによって、細菌や各種のカビなど、ストレス物質を見つける手段として購入したのである。ビンに水を入れて、特有の振動波を転写した『波動水』を作ることができるようになった。どの波動水に反応するかで、クライアントの問題がより細かく分析できるので、原因を特定する手段が増した。

処方された漢方薬に含まれる微量な「砒素」が、身体に残っていて、これが体調不良の要因の一つである、といったことが判断できるようになったのも、砒素の振動波が注入された「波動水」があったからである。
例えば- - - ある高齢者が、「膝が痛くて、歩行困難となってきたので診てほしい」とやってきた。様々な病院で検査・治療を繰り返してきたが、その根本的な原因がつかめず、悪くなる一方であった。
体軸を崩し、正常な神経‐筋の働きを阻害している『ストレス物質』が、体内にあることが感知されたが、何だか解らない。そこで各種の波動が注入されている波動水(ビン)を調べると、「アルミニウム」が検出された。
アルミニウムの振動波が、体内から発しており、これが身体の正常な組織の波動(振動)を損なっている、と判断された。
どうやら戦争で被弾したときの破片(アルミ製)が、体内に残っているらしい、ということが解った。
対処は- - - 手術でこれらの破片を取り出すか(実際には困難)、もしくは- - - アルミニウムの発する振動波を、身体に共鳴させて同調させることがよい。
そのためには- - - 1円玉を常に持ち歩くとよい。その1円玉のアルミニウムの波動を身体に同調させて、共振させるのである。
 その人は、私の話を信じなかった。
体内にアルミニウムがあることは知っていたが、「1円玉を全てのポケットの中に入れておくとよい」という話は、聞き流していた。アルミニウムが出し続けるマイナスの波動に対処しなくては、この膝の痛みや筋の機能低下は止められないと、強く言ったが、内心「この人は私の言うことは聞かないだろう・・・な」という感触があった。
そして- - - 案の定、杖がなくては、もはや歩けない状態へと進行していった。


私の過去のコラムの中で、トム・ブラウン・ジュニアの著書『グランドファーザー』において、ネイティブ・アメリカンのグランドファーザーが、たった一杯の水を飲むのでさえ、世界中の水と全て繋がっており(ワンネス)、その水の精に感謝して飲む- - - ということに触れている。その彼は、怪我をしたときは、その森に在る植物の中で、人体組織を修復してくれる働きをする植物を見つけてきて、心から感謝をしながら植物の精と一体となって身体に塗りこみ、身体を治していただく、というシーンがあった。 「植物に感謝する」「森の精」に感謝する生活が、生きることの基盤となっている。

実は、このようなことがヒントとなって、
● 植物は、人に足りない波動を補ってくれる。癒してくれる。
● 植物は、太古から薬草として、人を救ってきた歴史がある。
● 植物は、霊的な見地からいうと、自分を犠牲にして人を救ってくれる。
ということが、いつしか心から離れなくなっていた。

さて- - - 東洋には、古来より『身土不二』の思想がある。
自分の生まれ育った土地と、身体は密接に関係しており、本来的には自分の住むエリアで採れた食物を食することが、身体にとって最も適している、という考え方である。
これは、確かに自然の摂理に則っているのであろう。以下、自分自身の体験談を示す。

 酒井勝軍(さかい・かつとき)の著した『太古日本のピラミッド』(昭和9年刊)を読んで触発された私は、今年の春(2010年5月)、広島県に在る葦嶽山(太古のピラミッド)に行ってきた。
後日、そのピラミッドの写真を眺めているときに、私の腎臓に反応する植物が、その山に在ることが判明した。具体的に「この植物である」とは断定できないが、確かに存在することが,写真の中で感知されたのである。

 そこで、次に向った東北のピラミッド探索の旅では、「血液を浄化してくれる植物」を見つけることが、旅のもう一つの目的となった。
 恐らく「白神大地」(世界遺産)に行けば、自然の宝庫であるから、自分にマッチした- - - 私の血液を浄化してくれる植物が手に入るであろう、と思っていたのである。

 東北の地で、レンタカーの中から途中の景色をスキャンすると、山々の中の植物群から、私の身体にとって良好な植物が存在する反応が得られるので、楽しみであった。
 大湯ストーンサークルの遺跡の近くに、黒又山(通称クロマンタ)がある。
ここもまた、太古のピラミッドとされる。スキャンすると、私にマッチした反応はない。だが、同行した配偶者の血液には、同調する植物の波動がキャッチされた。

 クロマンタの山頂には二宮神社があり、江戸時代の医者が「この付近が薬草の宝庫であることから住み着いた」との謂われが表示してあった。山頂で配偶者の血液浄化の植物を探すと、それは『藤の花』であった。これなら、都会でも手に入る。わざわざ山野に踏み込む必要がない。 その中で、最もエネルギーの高い葉っぱを獲って、ケースに入れて、首からぶら下げた。
 こうすることで、地球上に在る「全ての藤の花の波動(振動波)」が、血液浄化の働きをしてくれることになる。

人体は、すべての構成物質が振動して、互いに干渉しあいながら波動(振動波)として影響されている。
いや、もう少しスピリチュアルな表現をすれば、すべては『ワンネス』であって、物理的には検知不能な超微細物質で、すべての空間は満たされており、その強く集合して物体化しているところが、人体であり、植物体であり、鉱物であり、人工物である。これら全ては繋がっているので、ワンネスと表現する。
そして、それらは総て振動体であり、生命体エネルギーが入っているものは、すべての深層意識では繋がっている。
だから、同じ振動波をだすものは、互いに同調しており、この同調は、その周辺のものではなく、地球の裏側も含めて、全ての物体と互いに影響し合っている- - - と、捉えられている。
したがって、首からぶら下げたケースに、自分の問題のある振動波とマッチした植物をいれておくことで、身体は地球上の全てのその植物と共鳴して、同調することになる。

 結局のところ- - -
私の血液浄化に良好な働きをしてくれるのは、『どくだみ』であることが判った。これなら自宅の庭にいくらでも生えている。
いくら刈り取っても刈り取っても、根絶することは不可能に近いほど、どくだみは生命力が強い。こんな身近な植物であれば手に入れやすいので、いつでも新しい葉と代えることができる。
 結局、「身土不二」の考え方は、日本人であれば、外国の食物ではなくて、「日本の国土」で収穫された食物を摂るべきである- - - という視点もさることながら、白神大地に行かずとも、もっと小さな都会のエリアであっても、身近な空間で共鳴する生命体エネルギーは存在する- - - という観点を開かせてくれた。

 このことがあって、日頃は何気なく見逃している『雑草』にまで、共鳴する生命体エネルギーを見つけ出そう、という方向に向かわせてくれたのである。
 そして- - -
 なにも深山幽谷に踏み込まなくても、実に身近な雑草の類であっても、自分の身体に共鳴・同調する植物が在る、ということが分かってきたのでる。

 この点を、もう少し掘り下げてみたい。

脊椎の各椎骨は、
● すべて特有の振動波(波動)を受振・発振している。
● つまり、各椎骨は、それ自体が受振・発振装置である。
とされる。

これは、今の科学では未知の分野であるが、間違いなさそうである。
 例えば- - -
 腰椎5番は、多くのケースで「構造的なメジャー・ポイント」となり得るところであるが、「機能的メジャー・ポイント」であることも少なくない。「これは、なぜだろうか?」と追求していたが、どうやら腰椎5番は、
● 全身の細胞萎縮・細胞更新に関わる振動波を受振している。
● 全身の神経組織に関わる振動波を受振している。
● つまり、神経中枢であり、電磁波の影響を最も強く受ける部位である。

電磁波は、現代生活における最大の難問のひとつであろう。
・マイクロ波を出す携帯電話は、極めて強い電磁波の悪影響を人体にもたらす。
・電子レンジで調理すると、食物の生命力が破壊される。
・オール電化の調理場では、電磁波で身体が衰弱して歪む(ガス器具を使わないキッチンは要注意)。
といったものである。
しかしながら、今ではなくてはならないものとなっている。

この電磁波の悪影響を身体が受振して、神経組織にダメージを与える椎骨が、腰椎5番であり、この腰椎5番は、身体の多くの部位と連動連鎖するところであるから、「機能的な」そして「構造的な」メジャー・ポイントとなることが多いのである- - - と、結論できそうである。
 因みに- - -
● 腰椎5番は、内臓反射では『生殖器』に強く関わる。
● 「皮膚のかゆみ」を示すケースでも、この腰椎5番は要注意となる部位である。
また、劇団○○の、声を発することがメインの人が、発声困難を訴えていたことがあったが、これも腰椎5番にかかるストレスが原因であった。

私の場合、腰椎5番には「ねずみもちの木の葉」の振動波がマッチしている。
この木は街中でよく見かける木である。

ねずみもちの木の葉ねずみもちの木の葉

東北の旅の後、血液浄化に関わる植物が身近にあることが判ったので、山中に踏み込まなくても、都会に生育している『雑草』から、自分の身体にマッチした植物を見つけようと考えた。
そして- - - 「身近な雑草のふしぎ」(サイエンス・アイ新書。952円)と「薬草毒草」(朝日文庫。680円)を入手した。
これらの本の写真から、自分にマッチした様々な雑草が身近に存在することが分かってきたのである。

私の例で恐縮であるが、2010年7月の時点における私の「仙骨」には、次の身近な雑草がマッチしている。
□ 仙骨1番⇒ ニリンソウ
□ 仙骨2番⇒ ヒメムカシヨモギ
□ 仙骨3番⇒ れんげそう
□ 仙骨4番⇒ すすき
□ 仙骨5番⇒ メヒシバ

ニリンソウニリンソウ(S1)
都会でも頻繁に見かけるが、本質的には毒草であるようだ。花が咲いていなければ、猛毒のあるトリカブトと間違えるらしい。
天ぷらにして食べるのではないから、持ち歩いても全く問題はない。

ヒメムカシヨモギヒメムカシヨモギ(S2)
ヨモギは、花粉症の誘発の草木になる。いくら除草剤を使っても、耐性を獲得して、しぶとく生き残って群落を生み出していく。
ヨモギと共鳴・同調が必要な人は、かなり多いと思われる。
れんげそうれんげそう(S3)
レンゲソウは、昔から歌謡曲の歌詞に登場する。ちょっと田舎や公園に行けば、レンゲの花があちこちに生い茂っている。痩せた土地であるほど、根粒菌と共生して育つらしい。
ススキススキ(S4)
仲秋の名月には、ススキがよく似合う。子供のころには、原っぱに行けばススキが生い茂っていた記憶がある。
メヒシバメヒシバ(S5)
2大害草のひとつである。1本から7万の種子飛ばし、99%の発芽率であるという。この波動に問題を起こすと、左右の仙腸関節がはずれて、全身が歪んでしまう。
ついでながら、麦のような粒がズボンにまとわりつくオシシバは、私の場合は「胸椎6番(すい臓)」の振動波に影響する。そうなると、「害草」と思えなくなってしまうのだが・・・・・。


その他にも、自分自身の身体にとって良好な振動波を共鳴させてくれる植物が多い。
 例えば- - - 血管は老化とともに動脈は硬化するが、「イチョウ」の葉は、動脈硬化に対して良好な共鳴作用がありそうである。それも、黄色になった秋の葉ではなく、緑色の葉がマッチする。
イチョウの葉イチョウの葉:秋の黄色よりも、緑色の葉が共鳴する。

 恐らく、秋になれば- - - その時点で身体に良好な波動を共鳴させてくれる植物は、変化するのではないかと思われる(この原稿は、盛夏に書いている)。

 このように、共鳴する植物の波動に目を向けていると、ちょっとした緑地帯でも、自分の身体に共鳴する植物が多くあることに気づかされる。
● ヒトは、身近に在って、同じ大地に生育する植物の波動と、本来的にはマッチするようになっている- - -
のではないか、という思いが強くなってきた。
 
 都会にいると、常にコンクリートやアスファルトにしか接することのない生活を強いられてしまう。自然に接する機会が失われている場合には、植物が生い茂り、土の大地と直接エネルギーがつながる近くの公園などに、定期的に行く必要があるように思われる。

 「クスノキ」は身近にある樹木であるが、このクスノキは、私の場合『小腸』の波動にマッチする。
 小腸は、千島理論では「血液製造」に関わる重要な器官であり、ソマチッドに関わる原子製造の重要な働きもあるようである。
分子製造に関わるとされる大腸(腰椎4番が主に関与)は、私の場合は「おおむぎ」が反応する。
クスノキクスノキ:大木が多い。
おおむぎおおむぎ

 大多数の男性は、木や大地からエネルギー(気)を吸収することはできないが、女性はできる。男性は、女性から気のエネルギーを吸収しなくてならないようである(だから・・・・男性の多くは、女性に触れたがる)。
 だが、いつまでも男性は女性のエネルギー(気)に頼っていないで、自分自身で植物と共鳴して元気になれるように、訓練する必要がありそうである。

 配偶者に先立たれた男性は、通常2年以内にボロボロになって朽ち果てる- - - という。女性は亭主がいなくなっても、元気モリモリで生き続けるが、確かに、世の多くの一人暮らしの男性高齢者は、エネルギーが枯渇して悲哀が漂う気がする。
 そうならないためにも、
● 共鳴・同調する植物を身につけて生活することが、男性が一人で生き抜く
● ためには必要である。
と、強く思念される今日この頃である・・・・。

平成2010年盛夏記