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コラム41

スピリチュアル・コンディショニングを考える

その7

気をつけよう

 これをお読みなっている方は、本協会のメンバーであり、人のためになることを「仕事」としている方、もしくは「仕事にしよう」としている方であると、認識しております。
 「人のためになることをする」ということは、我われの使命は、「生命体を正 常化する」ことに他ならない、と思われます。

 本コラムの「スピリチュアル・コンディションを考える」シリーズで述べて きたことですがーーー
● あまりにも多くの方々が、「霊体の歪み」によって、楽しく価値ある人生を、 十分に謳歌できない状況にある。
● 少しでも本来の快活な姿に戻れるように、私どもはお手伝いしなくてはな らない。
 とくに、ライフコーディネーターとしての道を歩まれている方にとっては、このことは「必須」となります。

 このような思いが強く、本コラムを執筆することにいたしました。

 ここで述べることは、私自身が実際に体験し、学ばせて頂いてきた事実に基づいております。アドバンス・アカデミーなどを通じて、実体験の報告は幾度もさせていただいており、参加者の方々には、十分に認識していただいていると思っておりますが、本協会の多くの会員の方々には、私のコラムを通してしか、その実態をお知らせできない状況にあります。

 幸いシンポジウムなどには多くの方のご参加をいただき、その一端は目にさ れている方も多いかと思われます。
 しかしながら、実生活においては、魔界が多く存在し、知らず知らずのうち に、ご自身がその『魔界』に入り込んでしまい、その罠に落ち込んでしまって いる・・・のでは・・・との懸念があるかもしれません。
 実際にかなり高い技能をお持ちの方々でも、この魔界の罠に陥っている例を、 幾度となく見てまいりました。

 ホリスティックコンディショニングは、従来の運動指導の形骸化を破り、ベ ストのコンディションを達成するための、『究極のコンディショニング(最終到 達点)を目指す』意思と決意をもって、取り組み始めたものです。
 多くの方々のご協力をいただき、また多くの講習・講座に参加していただい た方々のご尽力によって、進化してまいりました。

 ホリスティックコンディショニングは、
● 機能的神経‐筋コンディショニング(FNC)
● 機能的関節コンディショニング(FJC)
● 機能的メンタル・コンディショニング(FMC)
● 機能的リカバリー・コンディショニング(FRC)
 の4本柱から成っています。

 それが、生体への理解が深まっていくほどに、「機能的リカバリー・コンディ ショニング」や「機能的メンタル・コンディショニング」への重要度が増して いき、現在では、もうひとつ
● 機能的スピリチュアル・コンディショニング(FSC)を構築せざるを得ないことは、周知の事実となっております。

 だが、「スピリチュアル」については、巷間ではいまだにタブー視する傾向に あります。
 本協会の会員の方にも、否定的な見解をお持ちの方も少なくないと思われま すが、次のことは頭の片隅に置いておいてもよいかもしれません。

 WHO(世界保健機構)の1998年の理事会において、
●「健康とは、肉体的にも精神的にも、社会的にも・・・」
 という健康の定義を、次のように変更する方向で了解されております。
 それはーーー
● 「健康とは、肉体的にも精神的にも『霊的(スピリチュアル)にも』、社会 的にも・・・」
 つまり、
 国連の機関であるWHOでは、「スピリチュアル面においても正常であること が、真の健康の定義となる」という見解を持っているのです。

 WHOはまた、2006年にカイロプラクティックの有効性を認識して、そ のガイドラインも示しております。
 オバマ大統領は、わが国と同様に、米国での医療費があまりにも高騰してい る現状に鑑み、この解消を目指して、「クスリをもちいない医療」ーー本来の身 体の自然治癒力で病から回復させる医療を再構築させるために、選挙公約とし て、カイロプラクティックなどの手技療法の推進に取り組んできています。

  カイロプラクティックの本質である「イネイト・インテリジェンス(通常は、 自然治癒力と訳される)」は、霊体を正常に整えるための刺激をすることによっ て高まるもので、その効率的な手段として、カイロのテクニックが発展してき た本来的な意義があります(現在は、この本質が抜け落ちていると指摘されて います)。
 つまり、
 自然治癒力を十分に機能させるためには、「霊的にも」健康でなくてはならな いのです。

 次のことは、明確にしておかなくてはならないことです。
□ 身体の不調は、まず霊体(エネルギー体)に顕れて、そのあとから肉体に影 響が及ぶ。
□ 肉体に問題が生じる前段ーーつまり、「未病」の段階で、霊体(エネルギー 体)を正常化してやることが、最も重要なポイントである。これができるの が、我々が言う『ライフコーディネーター』であって、『上級レベルのコン ディショナー』であり、『究極のセラピスト(ドラスティックセラピスト)』 である。
□ 実際に肉体に問題が発覚した場合、その原因を探っていくと、肉体の問題よ りも、常に上位に霊体(エネルギー体)の歪みが絡んでおり、霊体の歪みを 解消させない限り、肉体の正常化・健全化はありえない。

 このことを理解しないと、究極のコンディショニングを極めることは、でき ません。
スクワットやベンチ・プレスでも、どこかに異常なストレスがかかっ て、問題が徐々に顕在化していきます。

 ついでながらーーー
 WHOのガイドラインには、『マイオセラピスト』というカイロプラクターの 監督下で身体を調整する資格が認定されております。
 これは、理学療法士が、「医師の監督下で」リハビリなどに従事するのと似て おり、このマイオセラピストは、「カイロプラクティック理論を用いる」が、マ ッサージやリリース系の「軟部組織のテクニックを用いる」もので、脊椎など のアジャストメント(調整テクニック)は「用いない」と定義されております。

 わが国の現状では、今のままではカイロプラクティックは国の公認資格とは なりえない状況にあるので、WHOのいうマオセラピストの前提そのものが成 立しないことになります(米国などのカイロ大学でドクターの資格を取得して も、日本においては、無資格診療となる)。

 また、マイオセラピストがカイロ理論に基づくのであれば、筋肉・筋膜など の「軟部組織をゆるめるアプローチ」よりも、軟部組織の緊張を引き起こして いる「椎骨の調整」をしてしまった方が、手っ取り早いことも多いのです。
 だが、カイロドクターの指示に従って、しかもカイロの手技であるアジャス トメントは行えないーーーといった規制をかけられていては、マイオセラピス トは、まだまだわが国の現状にはそぐわないように思われます。

 さらに・・・その先に進むと、「椎骨の調整」を必ずしも行う必要が無く、脳 が最も適切に緩む状態に導くことで、全ての骨格調整は自動的に行われて、軟 部組織における過剰な緊張も正常化し、最適な状態にリセットできるーーーと、 思われます。
 この究極のコンディショニングを、私たちは求めています。
その一端は掴み かけていますが、それを少なくとも3ヶ月~6カ月間は保持できる状態までに 高めるには・・・・というのが、現在の課題です。
 それには、霊体(エネルギー体)が正常化していることが、その大前提とな るのです。この霊体が正常であれば、肉体が大きく歪むことは「ない!」と、 考えております。

 さて、
 言うまでもないことですが、クスリの有効性は「ほんの一部(抗生物質など の一部)」に過ぎません。大多数の疾病・症候群は、クスリで治るのではなく、 自分自身の治癒力で回復しています。
 クスリの多くは、この回復力を低下させ、自然治癒力を悪化せる傾向がある ので、結果的に、クスリは「減らずに、増え続けいく」という状況になるので す。

 そして、
 回復能力を低下させているもう一つの大きな要因として、「霊的(スピリチュ アル)な問題」が必ず存在しています。

 アドバンス・アカデミーでは、この問題は常識化しており、ときには「空間 の浄化」「霊体の浄化」にまで踏み込むことがありますが、この問題に焦点を当 てて本格的に「霊体浄化」に取り組むのは、一般的な状況においては「本協会 の活動とは別にすべきである」と認識しております。

 ただ、次のことについては、心しておいていただきたいと思います。
● 「肉体の問題」の原因を追及していくと、ほとんどが「霊体の問題に起因す る」ということが、理解できるようになる。
● 肉体を改善するために、多くのテクニックが開発されているが、どれだけ高 いテクニックを身につけていても、根本原因が「霊体の歪み」である限り、 パーフェクトなコンディションを達成することは、でき得ない。
● 霊体の歪みを正常化すると、肉体の問題は、そのほとんどが「消去する」か、 もしくは「小さなレベル」のものに変化する。したがって、
● 肉体を改善するのに必要な手技は、「最小」な刺激でも十分に身体は正常化 する。逆に、過剰な刺激は、回復能力にマイナスの作用を及ぼしかねない。

 このようなことが解っており、アドバンス・アカデミーなどでは、最小の刺 激に絞り込んで、全身を正常化して、最適のコンディションに導くことを、常 に念頭に置いてアプローチしております。

 さて、問題となるには、「魔界に汚染されている状態」にある場合です。

 調整能力のレベルが高まるほどに、肉体レベルの原因ではなく、霊体の歪み から誘発されたコンディション不良が理解されるので、次のようなことが明瞭 となります。
● いくら通常の肉体改善テクニックを用いても、効果は低い。
● 一時的に正常化できても、良好な状態を継続させられない。
● クライアントによっては、コンディショナー自身のエネルギーを奪われて、 調整後の疲労感が大きい。

 この程度であれば、幾度も本シリーズで述べてきたことでありますが、次の ことは心してチェックしていただきたいと思います。
  自分自身が、『魔界』に陥ってしまっているか否かの、ひとつの判断基準にな りえます。

□ 腹に手を当てて、吸気で「十分に腹部を膨らませる」。そして、呼気で「十 分に腹部を凹ませる」いわゆる『腹式呼吸』を行うと、抑制弱化反応を示す。

 という場合は、要注意です。

 背後に「魔」が取り憑いて支配している場合、「腹式呼吸」が正常に行えない
ーーーという現象が、顕著になります。
 つまり、
 胸式呼吸となってしまい、横隔膜の働きを十分に使って内臓の隅々までエネ ルギーを循環させる「深い呼吸」(腹式呼吸)が行えない状態になってしまいま す。

もうひとつ、
□ 背後に魔が取りついて邪気っていると、常に右肩甲骨の内側に違和感があ る。そして、
□ 尾骨の正常な可動性が喪失している(これは、通常のチェックは困難です)。

 これも、典型的な状態です。

 誰でも、「自分にはそんなものは取り憑いていない」と思うのは当然ですが、 私自身の経験から、「あまりにも多くの人が汚染されている」実態を目にしてき たので、警戒している次第です。

 強い4次元レベルの霊体に取り憑かれていると、
● 自分自身のエネルギーを奪われる。
● 自分は正常であると信じ込んでしまう(だが例外なく、体軸が崩れている)。
● 自分が関わる他の人々に、次々と汚染して広がっていく。
● なによりも、一時的には様々な霊能力(予知や治療能力など)を、背後に潜 む魔が示してくれるので、「自分の能力が高まった」との錯覚を起こすが、 そのまま霊体を支配され続けると、最終的には、その行く末は『不運』な運 命に見舞われる、といわれている。

 今までにも、書籍を通して多くの情報をいただいてきた巨人「船○幸○」氏 (著書は400冊を超える)は、数多くの霊能者と実際に接触してきた経験か ら、
「霊能者と称する方の99%は、(憑依霊体に支配された)本物ではない」
ことを指摘しています。
 そのように述べている本人自身が、ここ数年来、体軸がゆがんで正常でなく、 以前のような「高いレベルの波動」を得られていないーーーと、私には思われ るのです。
 それ故、フナ○ワールドなどの数千人の参加者があるイベントの講師陣(い わゆるわが国を代表する一流の方々)をチェックすると、体軸が崩れている方 が多く、背後に魔界の匂いのする方が、少なからず存在しています。
 それを容認してしまう巨人の状態に、密かに心を痛めておりますが、腹式呼 吸で得られる『深い呼吸』で氏をチェックすると、抑制弱化してしまうのが実 態です。

 このような、わが国を代表する著名人の講演会に参加して体調を崩してしま い、その後に「浄霊・除霊」をした例は、私自身が関わったクライアントだけ でも、少なくありません。

 とくに、次のものには細心の注意を払って参加することを、老婆心ながら申 し上げる次第です。
● ヒーリングなどのセミナーに参加することや、他者からヒーリングを受ける こと。これで次々と汚染されていく可能性が高まります。
● 運命学などに関わること(予知能力者の多くの背後には、魔が存在します)。
● 治療系やボディワークなどの講習に参加される場合、体軸の乱れに注意。そ の空間にいるだけで、体軸は歪みます(たぶん、これは気がつきません)。
● 霊能者には、特に注意。TVでおなじみの江原氏などは例外で、「私は観音 様と一体となっている」などという方は、気をつけよう。「霊能者の99% は本物ではない」ということを、常に自覚していた方がよい。

 「カリスマ○○」と称される治療家やセラピストには、背後に魔が取り憑いて いて、その力を借りて治療能力を高めているケースが多いので、注意された方 がいいと思われます。
 その魔界の憑依によってマイナス波動で固定されるので、クライアントは「楽 になった」と、一時的な錯覚を起こすケースを多くみてきました。

 これらは、「体軸が正常か否か」の観点で見れば、一目瞭然で、「カリスマ○ ○」といわれる方の背後に魔の存在が認知される場合は、例外なく「体軸が崩 れている」ことが解ります。
 ただし、当の本人は「全く正常である」「いたって健康である」と思い込まさ れています。それはーーーマイナス波動で固定されるので、客観視できないか らです。
 実際、本人自身が気づいた時には、完全に体調不全で取り返しのつかない事 態に陥っている状況に在るようです。

 私自身もこのような方の遠隔浄霊を依頼されたことがありますが、背後の魔 界のエネルギーが強烈で、「私では、無理なようです・・・」と、お断りさせて いただいたこともあります。

 もう一度、繰り返します。
● 腹式呼吸が正常に行えない状態(最大吸気、最大呼気で抑制弱化反応を示す)
● 右肩甲骨内側の違和感が消えない

  といった状態に在る場合には、霊体(エネルギー体)に汚染されている可能 性が高いですので、しかるべき対処が必要となります。
また、
●その汚染源はどこか  

 ということを、今一度チェックされて、気をつける必要があります。

 我われのように、他者のコンディショニングにたずさわっている場合、この ことは特に大切で、自分自身のレベルが高くないと、クライアントを高いコン ディション・レベルにまで引き上げられない基本原理がありますので、常に最 善の状態に自分自身を保持することが、我われの務めです。

参考:
 霊体(エネルギー体)を正常化する対処方法は、現時点において簡易な最善 の方法が、一応完成しております。ご興味ある方は、直接私までメールしてく ださい。  

Eメール: hc-lab@nifty.com

2010年10月初旬 記