コラム43
すい臓の不思議 (スポーツセラピストとしての見解)
私は、コンディショニングの指導現場において、問題にぶつかると、そのまま放置できずに、
○「なぜ? その問題が生じたのか」
○「どうしたら解決できるのか?」
といったことに苦悶しながら、長い年月を経て、臨床現場(スポーツセラピー)へと導かれてきた。
臨床現場(スポーツセラピー)では、スポーツ指導の現場(スポーツコンディショニング)と根本的に大きく変わることはなく、『体軸』という基本の視点を持っていれば、最適なアプローチが行えるように思われる。
従来の臨床現場(治療系)で採用されているテクニック、ノウハウのなかに、
□ 逆に体軸を崩してしまう、つまり、身体にとってマイナスとなる刺激を、平然として薦めているものが多く存在する。
スポーツ指導の現場においても、
□ ワンパターンのストレッチを行って、体軸を平然と崩しているケース
□ 体軸が崩れて、パワー発現能力が低下した状態で、エクササイズで追い込んでいるケース
□ その結果、傷害(外傷・障害)のリスクが増大しているのに、全く気が付いていないケース
などなど
また、
□ 明らかに間違った見解を、堂々と述べている書物(手技、解説書)
などが、予想を超えて多くある―――というのが、現状のようである
これは、
『体軸』という明確な基盤を持っていないと、多くの方が惑わされてしまう、と思われる(書物に書きこまれた活字を盲信するケースが少なくない)。
とはいっても、多くの書籍から重要なヒントを受けて、自分なりに消化・吸収させて頂いてきたことは事実であり、ただ活字をそのまま鵜呑みにできないことが、解ってきただけのことである。
今では、初めて目にするアプローチの記述があると、それをそのとおりに解釈せずに、
□ できるだけその本質的な面に焦点を当てるようにしている。
すると、
それが有効なものか、そうでないのか、あるいは、その考え方を参考にして独自のアプローチが構築できないのか、といったことが解ってくる。
要するに、
□ 活字で読んだ最初の情報は、正しくて、その後に似たような情報が入ってきても、素直に受け入れない
といった傾向が、一般的である。
これを
できるだけ排除して、常に新しい視点で診ていかないと、人体の不可思議さに振り回されるばかりで、一般常識ですらいったん外してみないと 正しく理解できないことが、人体には往々にして見られるからである。
人体への理解が深まるほどに、既存の概念では捉えきれない問題が、次々と浮き上がってくる。
したがって、
□ 常識的な見解では、もはや人体の不可思議さを理解することは、無理である
と、言わざるを得ない。
ともあれ、
私自身の試行錯誤や 様々な実体験を通して、多くのことを学ばせて頂いてきた。
今では、
□ 「なぜ、体軸が乱れているのか?」
ということは、
「速攻で感知することができるようになってきた」と思う反面、
人体の不可思議さに、常に求めている究極のコンディショニングの「道遠し」の感を否めないでいる。
おそらく―――私の代では理想とする『究極のコンディショニング』は完遂できないであろうから、次世代の常識を打ち破っていけるJHCAサムライ諸氏に、その意思を託すことになろうと思われる。
そのひとつの典型が、『すい臓』である。
すい臓とは、古来より『特別な臓器』として診られている。
それ故、
□ 五臓(心臓・肝臓・肺臓・腎臓・脾臓)にはリストアップされていない(東洋医学では、脾経は「脾臓」「すい臓」をセットにしている)。
それだけではない。
□ すい臓は、潜在意識をコントロールしている。
□ すい臓は、脾臓と共に外部からの刺激(情報)をキャッチする器官である。
ということである。
また、
□ 脾臓のチャクラ(第3チャクラ:太陽神経叢)は、唯一の外部から霊体(エネルギー体)に「エネルギーを取り込むチャクラ」であるという。
私にとっての大きな問題は、次のことである。
□ 『大光明清水(以下、清水:せいすい)』を使用している方は、現在までに誰ひとりとして霊体(エネルギー体)は歪まない。
□ ストレス物質の摂取などによって、「肉体にエネルギーブロックが生じる」程度である。
つまり、
□ 霊障(邪気、死霊、動物霊などの憑依)も、生霊(生きている人のエネルギー体憑依)も、あるいは電磁波やジオパシックストレスなど、もろもろの問題で身体は歪まない。
ということは、確認されている。
だが、
□ 清水を使用しても、身近な人(家族や、親しい友人など)の『エネルギー転写』を起こすことがある。
このことが、解決できないでいた。
つまり、
□ 清水を使用していると、4次元レベル(霊の憑依現象など)の問題は、瞬時に解消されるが、現在の肉体次元である3次元レベルでは、他者のエネルギー体を自分の肉体で再現する(他者のエネルギー体転写)。
という現象が、ときに散見されることがあったのである。
これが、自分にとっての解決すべき問題となっていた。
□ 他者の霊体(エネルギー体)は、「すい臓」を通して入ってくる。
ということは、以前から判っていた。
そのために、
□ すい臓に、その関わっている人物に対して『バリヤー』を張る。
という方法をとっていた。
だが、
このようなやり方では、身近な他者(家族や友人、仕事上のパートナーなど)は、念エネルギーが強いと、いずれまた反応してしまう可能性があるし、まだ完成の域には達しなかった感があった。
そこで登場したのが
□ 紙に本人の氏名を書く。
□ 次に、その氏名を書いた上に、エネルギー転写をしていそうな「(家族や身近な知人などの)他者の氏名」を重ね書きする。
□ その上から、清水を噴霧すると、エネルギー体がお互いに同調して、身体に生じている問題が消滅してしまう。
という方法である。
これは、どうやらうまくいくような感触を得ている。
しかし、
現実問題として、身近な人以外でも、何らかの関わりのあった人からの『他者のエネルギー体転写』は起こりうる。
本人の氏名に重ね書きしてハーモナイズしても、まだ「すい臓」には何かが反応しているのが解るからである。
□ 相手が誰だか解らなければ、まとめて引っ張り出して、バリヤーを張る
というのが、従来のやり方である(私は、この方法をとっていた)。
これは、
簡単そうでも、誰もが行えるものではない。
誰もが確実に行える方法はないか―――と模索した結果、次のアプローチが浮かび上がった。
「すい臓」が反応するのは、通常は胸椎6番である。だが、他者の生体エネルギー転写の場合は、
□ 胸椎8番(さらには、胸椎10番も)に反射される。
ということが解った。
それならば、
○ その反射部位(胸椎8番及び10番)を整えてやればよい。
○「清水」をご使用して頂いている方は、その部位に噴霧すれば、一瞬で正常化する。
顕在意識(通常の意識)は、潜在意識から浮き上がっているほんの一部である、といわれている。
無意識的な行動のほとんどは、潜在意識によってもたらされている。
この潜在意識をコントロール(支配)しているのは、『すい臓』である。
ということは、
□ 我われの行動は、すい臓によってコントロールされている
ということになるのだろうか。
私独自の見解では、すい臓はオーラフィールドの『第7層』(人体は、第8層まである)に反応する。
つまり、
□ 第7層に乱れのある人は、衝動的な行動が多くなる。
ということである。
本人は「まずいことをした!」と、自覚はできても、そのような行動をしてしまう場合には、すい臓に正常なエネルギーが回っているか否かを、まず確認することが大切なようである。
実際、チェックをしていると、この第7層が乱れている人は、かなり多い。
この層に『エネルギーブロック』が生じているのである。
すい臓にしても、他の臓器にしても、我われが学んできた現代解剖学などの医学常識とは、まったく異なる見解が次々と示されてくる。
従来の活字文化を鵜呑みにしている場合、全く異なる見解が現われると
□ 「拒絶する」か、「無視する」傾向がある。
ほんの数十年前には、日体協のトレーナー講習会で、日本を代表する先生は
「筋トレ(バーベル運動)は、身体によくない。砂袋を使おう」
と、意味不明のことを堂々と述べていたし、テキストにもそのように書いていたのである。
さらに、
数十年さかのぼれば、ときの運動生理学の大御所は、筋トレの弊害を医学博士の立場で論じていたのである。当時の多くの学者は、これを盲信していたという。
それが今では、
当たり前のように高齢者が筋トレをやる時代になっている。
時代は変わる。
いつまでも旧態依然とした知識のみの蓄積ではなく、空間に存在する「反応する何か」を追い求めよう。
そこにこそ、我われが求めている 人体の最適なコンディショニング の鍵が眠っていることは、確かであると思うからだ・・・・
2011年2月上旬記