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コラム45

未来医療の粘菌コンディショニング(その2)


本シリーズの初稿で、粘菌の凄さを 少しは伝えられたのではないか と思っている

粘菌の実態は、科学的にも 依然として十分に解明できていないようであるが、私の中では ある程度の反応は掴めてきている。

ただ、このところ『錬金術』にはまって、こちらに焦点が移ってしまい、すっかり粘菌については、念頭から消え去っていた。

それが、錬金術関連から 粘菌が結び付いてきたので、再び「粘菌」について起稿した次第である。

念のために申し上げておくが―――「錬金術」とは、フラスコに鉛などを入れて、「金」に変換しようとする 怪しげな「術」ではない。

過去においては、キリスト系の国では錬金術を禁止されたことがあるし、イスラム圏でも同様であり、「魔女狩り」などが行われた背景には、錬金術に関わる膨大な知識は、権力者にとって容認できないケースがあったようである。

一方で、錬金術師を王族が庇護して、自分の利益のためにバックアップした例も少なくない。

錬金術は――確かに、物質の原子転換を伴い、卑金属を 高貴な貴金属に変換することを追及する「道」でもある。 だが、目的によって様々なのである。

簡単に解説すると―――

□ 小説・映画のハリーポッターで『賢者の石』とは、まさしく錬金術が生み出した伝説の秘術で、 卑金属を貴金属に変換することや 死者を蘇らせるなど、現代の全ての科学知識をもってしても、まったく太刀打ちできない 古代の叡智から生まれたものである――とされている。

□ 道教(仙人を生む仙道)が求めた『不老不死』の秘薬とは、錬金術で生み出されたものである――とされている。 

古代中国では、硫化水銀から造られた『丹砂(たんさ)』を服用することで、生命力を伸ばす―――長寿が得られると、考えられたのである。

□ 錬金術の本質は、金属を変換する技術のことではなくて、人体を完全なる存在に至らしめるものであり、膨大な叡智に裏付けされた「哲学」でもある。

さて、

 現在までに、錬金術に関わる書籍は 5万冊を超えるとまで言われているが、その秘密を公開しているものは、ほぼ皆無である。

それは―――秘儀・密儀は「決して文書に残さない」「決して公開しない」という大前提があるからである。
 
それ故
この秘密の錬金術を追及する中で、様々な知識・英知が生まれてきた・・・という裏の歴史がある。それは―――

「医学」だけでなく、「哲学」「薬草学」「鉱物学」「天文学」「カバラ」など、多岐にわたる広大な知識の上に成り立つもので、一生涯かかっても探りだせない「秘密の叡智」を求めるもの―――であるからだと、言われている。

私の興味は―――生命体に関わる「叡智」と、「細胞再生」「生命体の精エネルギー(エナジー)の再活性化」という「人体の根源」に関わるもの―――ただ、この一点につきる。

その探求の中で、錬金術が出てきた、というわけである。

 したがって、地下室にこもって科学実験をするわけでも、水銀を血液に溶かし混でしまうのでもない。鉱物を混ぜ合わせて、火炎をジーっと見詰めるほど暇でも、ない。

かなり以前から、「天体」が人体に及ぼす影響については、自分なりに解釈して、その反射点などを探ってきた経緯があったので―――錬金術が「天文学」や「黄道12宮」などに触れても、さほど違和感はなかったのである。

しかしながら、

錬金術は――人類の最高の叡智を結集しないと、「物質の原子転換」などの本質に迫ることはできない、という。

しかも、錬金術として遺されてきた書物には、その本質的なことを公開するのはタブーとなっており、師匠から ただ一人の弟子に「口伝」として伝えられていく―――ことになっているようなので、

いくら書物をアサっても、秘儀は あくまでも秘儀であり、長い年月をかけて独学で追及していく以外に、 道はなさそうである。

ただ、その過程で 「人体」「生命体」に関わる事柄で、自分の目的に合致するようなものを、これからも探し求めていくことになる と思う。

さて、
前回は、次のことが理解できた、と述べている。

○ 右脳開発のアイテムは多い。そのための講座も多く開催されている。 しかし、現代のアプローチの中には、魔界の霊力を呼び込んでしまう可能性を秘めたものが少なくない―――ようなのである。

その結果、「自分は凄い!」と思っている事象は―――実は、背後に取り憑いた魔界のエネルギー体によって、示されている(見せられている)という事例が、あまりにも多いように思われる(私も このような事例を 数多くみてきている)。

○ 右脳開発の主役として、粘菌が担うことが可能である。
○ 粘菌を、右脳の霊体(エネルギー体)に反射させていると、未開の領域に踏み込むことができるように思われる。

○ 右脳は 物質体(脳神経組織)だけで捉えていては、本質に迫れない。 右脳が 外部情報とコンタクトするのは、「霊体(エネルギー体)」の非物質化されている部位である。

○ ここに粘菌を反応させることによって、右脳の遺伝子情報を変化させることが出来るように思われる。

つまり―――まだ未開発な およそ95%の遺伝子に対して、オフからオンにスイッチを入れることが可能かもしれない。

 このようなことを考えていたときに、錬金術の書籍から

□ 人体は 天体の影響を受けている、ということが さらに明確になった。

□ 脳は――「月」が管理する薬草が、効き目がある。

 ということが、出てきたのである。

だが、右脳霊体には反射する天体は「月」だけではない。まだ、他の天体も反
応している。

このなかで、粘菌は「月」と「火星」に関わりがある―――ということが、自分の中で理解された。

話がややこしくなるが、

□ 「月」の実体が、粘菌と関わっている。

□ 「火星」は実体ではなくて、裏宇宙としての「火星」が、粘菌と関わって いる。

ということが理解される―――のである。

裏宇宙と表現すると、狂人扱いされかねないが・・・、

未知の人体に踏み込んでいくと、通常の常識では捉えられない世界に迷い込んでいくのである(お許しいただきたい)。

裏宇宙とは―――人の脳に 全ての天体が反射しているように、物質体としての「脳組織」に重なって、非物質体としての「脳組織」が在り、

実は――『上顎骨』と『下顎骨』は、 裏宇宙を反映する部位である―――と、私は認識するに至っている。
 上顎骨と下顎骨は 裏宇宙を反映するように思われる。

ただ、あまりに複雑な反射のために、2011年6月中旬現在では、『上顎骨』と『下顎骨』の裏宇宙に反射する「図表」は、作成できないでいる。

肉体(物質体)における『上顎骨』と『下顎骨』は――

身体全体の重要な組織を反射する部位であり、 脊椎の各椎骨が 『歯』及び『歯根部』に反応している。

「裏宇宙の反射地図」が解明できると―――漠然とであるが、「5次元原因体」へのアプローチのノウハウの一端が、解明できるようになる――と、思われる。

さて、粘菌は 人体の「血液」に反応する物体である、と考えていたが、どうやら

□ 粘菌は 「血管」に反応する

ようなのである。

血管に反応するので、粘菌はまた

□ 脊柱管硬膜 及び 脳硬膜

にも 反応する。

このことは、次の2つのことと 粘菌を関わらせることによって、新たなアプローチが生み出されてくるかもしれない。

● 生活習慣病の根源的な問題―――血管の硬化・弾性低下を 再生させる。

● 脳精髄液減少症の原因となる 脊柱管硬膜の破損を、粘菌の働きによって再合成させる。


2011-6月中旬(つづく)

2011年6月記