機能的神経筋コンディショニング(FNC)と機能的関節コンディショニング(FJC)に、
さらに機能的メンタル・コンディショニング(FMC)とリカバリー・コンディショニング(回復能力促進、栄養、
オーバートレーニングへの対処など)を統合した、ホリスティック(総合的、統合的)な見地からスポーツ運動指導の
現場で対処するためのアプローチです。
■ 機能的関節可動域(各種ストレッチの適応と処方)
■ 人体の対角螺旋機能を合わせた運動機能改善アプローチ方法
■ 体性反射(姿勢反射、頚反射、拇指球反射、磁場反射、内臓反射など、各反射を適切に用いて機能改善、
運動機能向上を図るアプローチ方法)
■ キネマチックチェイン(筋連動連鎖・骨連動連鎖機能を高めて、機能改善、運動機能向上を図るアプローチ方法)
■ その他全10項目に及ぶ神経筋機能向上アプローチ
■ 足・足根骨―膝―股関節―骨盤―腰椎―胸椎―頚椎―頭蓋まで、全身の連動連鎖機能改善・向上を目的として、
関節にアプローチしていきます。
■ 腰痛、肩こり、冷え性など、通常の医療機関では十分な対処ができない問題も含めて、各種手技テクニック、
あるいは整形外科的検査法も含め、スポーツ指導の現場で最も活用できるマニュアルテクニックを、最適なシステムで
導入応用いたします。
なぜスポーツや運動指導の現場なのか
一般人のフィットネス(コンディショニング):
日本人の6人に一人は糖尿系半健常者であることが指摘されています。このような方には薬での治療だけではなく、
運動指導が大切であり、簡単な運動プログラムで大きな効果を示している例は多くあります。 しかし、現在の保険点数制の
下での診察医療では、運動指導は十分に行えません。また、半健常者に共通する脊椎―骨盤の歪みは、整体院や治療院で
修正できても、運動指導を実践することはできません。 歪みを正し、適切な運動指導を行えるのは、フィットネスクラブなど
体育施設のトレーナーの方々です。スポーツ現場にいる指導者が、これからは半健常者も含めて適切なアプローチを行う
時代に入っているのです。
アスリートのフィットネス(コンディショニング)
アスリートは、練習に励み、身体を鍛え、勝利への強固な意思をもって、試合で優秀な成績をおさめるために努力を
しています。しかし、期待に反して敗れ去っていく競技者は、枚挙にいとまがありません。
敗因はいくらでも挙げられるでしょう。「技術面では優っていたが、パワーで負けた」「精神力が弱い」「ピーキングに失敗した。
ベスト・コンディションで臨めなかった・・」など――。
しかし、その多くに『体軸の歪み』『筋弱化による全身のパワー低下』などが関わっており、ほとんどのアスリートが自覚する
ことのない機能不全を指摘されることはありません。また、アスリートのコンディショニングにとって、選手生命をも脅かし
かねないオーバーワーク症候群は、ほとんどの医療機関でも治療院であっても、その予兆を見出し適切に対処してくれる
ことを期待できない状況にあります。
このような問題を見つけ出し、適切に対処してくれるのは、スポーツの現場で活動する指導者でなくてはなりません。
選手の運動フォームの変化や動きの違和感、パワー発揮能力に到るまで、適確に判断できるのはコンディショニング・トレーナー
をおいておりません。選手に生じた小さな問題を放置して競技パフォーマンスを低下させないようにするのが、
指導現場をあずかるコーチやトレーナーの重要な責務でもあります。
したがって、運動のやり方を指導するだけではなく、また外傷・障害に対処できる能力が高いだけではなく、
事前に機能異常を感知して、大事に至る前に対処できることが求められているのです。そのためには、スポーツの現場で
対処しなくてはならないのです。